高校生の荘敦大（あっくん）と片桐のん（のんたん）は恋人同士。しかしあっくんはのんたんに対して、いつも“ツンツン”な態度を取る。「一緒に帰ろう」と誘ってくれるのんたんを、追い払ってしまうあっくんだが…。

のんたんがあっくんに「写真を撮ろう」と声をかけるが、案の定彼はツンツン対応。松尾真砂がのんたんに「彼氏があんなにブアイソでいいの」と声をかけると、彼女は幸せそうにあっくんへの愛情を話し始めた。

ある日の食事時。あっくんと同じぐらいのんたんが好きなあっくんの妹・千穂は、あっくんがさっさと食事を食べ終えてしまう様子を苦々しく見ていた。千穂は「のんちゃんと食べる時もそんなペースなの」と聞く。

荘くんと片桐さんが中学2年生だった頃。荘くんは、付き合い始めた片桐さんのことを何と呼べばいいのかと、悶々と、でもデレデレになりながら考えていた。ようやく呼び方を決め、いざ呼んでみると…。

ある日の下校時、激しい雨が降り始めたものの、あっくんは傘を持っていなかった。「相合い傘しますか！」と明るく声をかけてくれたのんたんを、あっくんはいつものツンツン対応で拒絶してしまうが…。

あっくんはのんたんのことが、本当は大好きなのに冷たい態度を取っている。しかし、のんたんはそんなことは気にせずにあっくんと接している。また、のんたんのお父さんとあっくんは少し気になる間柄で…。

ある日の朝。校門に立つのはあっくんたちの担任教師・窪村匠。そこへ「センセー、おっはよー」と賑やかにやってきたのは入江小凪だった。彼女は窪村先生に片想いしている。この日も激しくアタックを仕掛ける。

放課後の教室。あっくんとのんたんは居残り勉強をしていた。だが、なかなかはかどらないのんたんは、あっくんに教えてもらった「声に出して覚える方法」を実践。のんたんは生物の教科書を読み上げる。

いつものように松尾があっくんの家でゲームをしていると、千穂が目の前でギャルゲーをやり続ける松尾に文句を言う。しかしこの日、松尾がゲームをしながら千穂に発した言葉は、いつもと様子が違っていて…。

海水浴にやってきたあっくん、のんたん、松尾、そして千穂。波打ち際で千穂とはしゃぐ水着姿ののんたんに、あっくんはドキドキ、かと思いきや、表情はクールだった。その裏にはあっくんの惜しみない努力があった。

夏祭りの日。母に浴衣を着付けてもらってご満悦なのんたんは、意気揚々と出かけていく。その様子を見た彼女の父・正一郎はあっくんに「天使が降り立った」とメールをする。2人は何とメル友だったのだ。

夏祭りを楽しむあっくんとのんたん、そのタイミングで、松尾も男友達と連れ立って会場にやってきた。そこで見かけたのが浴衣姿の千穂だった。松尾は友達とはぐれて困っている様子の千穂に声をかける。

のんたんに冷たい態度を取るあっくんを眺めていた松尾は、2人の馴れ初めをのんたんに尋ねる。2人が出会ったのは小学生の頃、出会ったその場所は小学生らしい場所ながら、少し意外な場所だった。

ハロウィンがやってきた。ハロウィンとなれば、のんたんはきっとコスプレをしてやってくるはずと、あっくんはのんたんのコスプレ姿を想像して心を躍らせている。そして、いざ彼女が姿を現すと…。

窪村先生と小凪、松尾と千穂、そしてあっくんとのんたんは、それぞれが壁ドンをした過去があった。三組三様の壁ドンが明らかになる。小凪は、再テストを受けさせようとする窪村先生を漫画にして…。

あっくんのお弁当は千穂の手作りだ。あっくんがパンを食べていた松尾におかずをおすそ分けしたことを千穂に話した。すると、千穂は大激怒。そこで彼女は翌朝、思いも寄らない行動に出るのだが…。

豪雨で電車も止まってしまい、荘家にやって来ていたのんたんたちは、そのまま泊まることに。突然のお泊まりを楽しむのんたん。一方、あっくんはいつもどおりのツンツンぶりを保ちつつも、内心はドキドキで…。

12月25日、クリスマス当日。パーティを楽しみにするのんたんとあっくんが買い物を終えて帰宅途中、窪村先生と会った。また、松尾と千穂も買い物に出かけていた。千穂は薄着の松尾が寒そうなことに気づく。

あけましておめでとうございます、と挨拶が交わされるお正月。あっくん、のんたん、松尾、そして千穂は近所にある神社へ初詣に出かけた。あっくんはのんたんに突っ込まれるほど熱心にあることをお願いしていた。

美化活動の日。もちろんあっくんとのんたんは一緒に掃除をすると思えたが、2人は別行動を取ることになった。その様子を見た松尾に対して、あっくんは最近、のんたんに対してある悩みを抱えていると告白する。

小凪が窪村先生に恋心を抱いたのは、中学生の時に高校見学にやってきた時の出来事がきっかけだった。高校に無事に入学して以来、窪村先生を熱心に追いかける小凪。一方、小凪に対する窪村先生の気持ちとは？

約束はしていなかったが、松尾が荘家にやってきた。すると、千穂の様子がいつもと違う。普段はあんなに嫌がる松尾の手を掴んで家に引き入れたのだ。千穂は目に涙をためながら松尾に話しかける。

下校の時間もあっくんとのんたん、2人で過ごせば立派なデート。この日も、2人が一緒に帰っていると、のんたんが寄り道を提案する。あるお店に通りかかったところで、2人はある物に目を奪われる。

のんたんはお父さんからビデオカメラを借りた。彼女は「いろんなの撮って遊ぼうよ」とみんなを誘う。だが、あっくんは例によってツンツンとしてどこかへ行ってしまいまった。のんたんは彼を見つけるが…。

みんなで撮ったビデオを学校の視聴覚室で見ることになった。窪村先生と小凪のやりとりが収められており、また、松尾に厳しい千穂の様子が録画されていたりする。みんなは笑っていたが、のんたんだけは様子が違う。