これに何を感じろと?
日本のゲームブランドだったlight(ライト)の同名アダルトゲームを、当時15周年の制作会社グリーンウッドが、クラウドファンディングの協力もあって実現したアニメ。ウィキによると当時日本の、クラウドファンディング史上、最高金額・最高人数を達成したらしく、それが大きな話題を呼んだ意味でも期待はあったらしい。
例によってゲームは未プレイ、なので情報さっぱりですが、結論から言ってしまうと、粗雑にも程がある。
ボクみたいにゲームを知らない新規を取り込む意味においても、アダルトゲームのアニメーション化というハードルの意味においても、これはもう擁護するのが難しいほど酷いです。
ビックリしたのが全編終始、ダイジェストもダイジェスト。登場人物の心情とか、敵との因縁・関係や、ましてや過程がざっくり過ぎて、追うのもだんだんキツすぎる。しまいには無関係の携帯ゲームで遊びながら、このアニメを見ていました。じゃなきゃ無理よ。耐えられない。
「Fateシリーズ」の大ヒットで水準は上がった以上、下手なものを作っちゃったら爆死なのは確実なのに、これは暴言承知で言うと、何の苦労も努力もやめた、動画サイトのMADの方がマシなんじゃって思うレベル。要するにこのレベルで流すなよって言いたいです!
同じクラウドファンディングでも、『この世界の片隅に』はものすっごい熱量と情熱が注がれて、結果後世に名を残す名作中の名作なのに、これは何でこんな様にしたんだって案件すぎる。
絵にしても、バトルにしても、あんなに覇気がないもんだとは……これではかの「エクスアーム」と肩を並んじゃいますよ(7話までで挫折しました)……。
続編のレビューではキャラについて書こうと思う。
サントラは文句無しの100点満点だったけど。
あ、も一つ救いがあった。
これを無事に完走したなら、エクスアームの完走も出来るじゃんって思えたことですw