映画ケーン

ゴブリンスレイヤーの映画ケーンのレビュー・感想・評価

ゴブリンスレイヤー(2018年製作のアニメ)
-
メモ
断念

露悪趣味なだけでリアリティが無いから作り手が観客にウインクしてる感じがして嫌。

グロ描写には2種類ある。楽しむ為のグロと現実の残酷さを訴える為のグロ。
前者は、例えば7、80年代のゾンビ映画。骨や肉の断面が見えたり、切断されたゾンビの頭の目が動いたりと作り手が露悪趣味を楽しんで人体破壊描写を工夫をしてた。ジオラマを見る様な楽しさがある。
後者は、例えば『プライベート・ライアン』(大半の戦争映画)、『食人族』。僕らが日々の生活で蓋をしてたり、一般人には隠されてる日常の裏側の不都合な真実。映像の強烈さは、音楽や小説・台詞では不可能な強力な説得力がある。

そのどちらも今作には無い。前者に必要なこだわりも無ければ、後者に必要なリアリティや訴える内容も無い。

今作含めてアニメでこれらのグロを見た事がほとんど無い。そもそもアニメが「子供・若年層向け」だからってのはある。でもそこまで踏み込むなら徹底すべき。
『エヴァ』『もののけ姫』はやってた。
映画ケーン

映画ケーン