天青学園に通う少年、竜ヶ崎ヒイロ。 世間で大流行中のデジタルカードゲーム『Shadowverse(シャドウバース)』、 通称・シャドバをプレイしたいヒイロだったが、祖父であるシゲフミにスマホを買ってもらえないでいた。 ある日の朝、いつものように登校しようとしたヒイロは、自分を呼ぶ謎の声を聞く。 その声に導かれ、自宅の蔵に入るヒイロ。蔵の中には、真新しいスマホが置かれていた……。
静まり返った夜の公園で、ヒイロは夜那月ルシアと出会う。 ルシアもシャドバが好きなのだろうと思ったヒイロは、ルシアにバトルを挑む。 ヒイロの挑戦を快諾するルシア。その瞳は、刃のように鋭く細められていた……。
天青学園でのバトルで、連戦連勝を重ねるヒイロ。 そこに現れたのは、ヒイロの1年後輩である伊集院カイだった。 カイはヒイロの友達である進藤カズキを圧倒した後、ヒイロに挑戦状をたたきつける。 果たしてヒイロはカイに勝つことが出来るのだろうか……。 「超天才の策略、お見せしますよ」
ヒイロの友達、天宮ミモリ。 ミモリは自分が『普通』なことにコンプレックスを抱えていた。 ミモリの憧れは、国民的アイドルの黒羽アリス。 黒羽アリスのポスターをぼぉーっと眺めていたミモリの前に、謎の少女が現れる。 少女は「アタシに勝ったら黒羽アリスに会わせてあげる」と、ミモリにバトルを申し込んでくるのだった……。
いつものごとく、シャドバスタジアムでバトルをしようとするヒイロ。 すると、入り口の大型ビジョンには「本日 店舗大会!参加者募集中!」の文字があった! 初めての大会にワクワクしつつ、参加を決めるヒイロ。 すると、そこに遅れてカズキもやってくる。 いつもは友達、今日はライバル。2人のバトルが今、始まる……!
勉強、スポーツ、そしてシャドバ。どれをとっても隙がない少年、夜那月ルシア。 誰もが羨む才能を持つルシアだったが、彼にとって必要なものは羨望の眼差しではなく、強さだけ。 自らを追い込み、ストイックに生きるルシア。 そんな彼の前に、プロプレイヤーである牙倉セイヤが現れる……。
全国大会に出場するため、ヒイロはマスターランクを目指す。 バトルに勝ち続けるヒイロだったが、あと一歩のところで届かない。 そんな時、ヒイロの前にグランドマスターランクの男――レオン・オーランシュが現れる。 「私に勝てば、君はマスターランクだ」 マスターランクの座をかけて、ヒイロの挑戦が始まる!
見事、全国大会への出場を決めたヒイロ。 厳しい予選を潜り抜けた先に待っていたのは、強者のみが集う決勝トーナメントだった! 第1回戦の相手として現れたのは、フードを被った謎の少女。 「Ecila」と名乗る彼女の正体とは……。
1回戦に勝利し、2回戦へと駒を進めるヒイロ。 相手となるのは、プロプレイヤーである牙倉セイヤ! 物腰柔らかなセイヤだったが、その瞳の奥には熱い炎が渦巻いている。 ルシアとのバトルでは見せなかった「本気のセイヤ」にヒイロは勝つことが出来るのだろうか……?
全国大会もいよいよ、大詰め! 準決勝に辿り着いたヒイロは、謎めいた少年・マウラと出会う。 怪しげな微笑みと共に、トリッキーなカードを繰り出してくるマウラ。 ルシアとの決勝戦まであと一歩。絶対に負けられないバトルが始まる!
数々の熱いバトルを経て、ついに決勝戦が幕を開ける。 かつての借りを返すため、ヒイロは再びルシアと相対する。 交差する2人の視線、ぶつかりあう2人の想い。 しかしバトルの中で、ヒイロとルシアの決定的な違いが明らかになる。 「ヒイロ。僕にとって、シャドバは――」
ヒイロとルシア、すれ違う2人、重なり合わない2人。 それでもシャドバという繋がりを信じて、ヒイロは全力でバトルを続ける。 決勝戦の先にヒイロが目にするものは、戦いの終わりか、それとも――。
全国大会に出場したヒイロたちを待っていたのは、ジェネシスカンパニーによる新たな大会・「シャドウグランプリ」だった! 世界中から集まる強豪プレイヤーたちの存在に、ヒイロは胸を躍らせる。 そして今、新たなバトルの幕が上がる――。
ヒイロが最初に遭遇したのは、伝説の料理人・田部丘マイセル。 負けてしまえば即失格のバトルを挑まれたヒイロは、決意をもってマイセルに対峙するのだった……。 「立てば洋食、座れば和食、歩く姿 はイタリアン……古今東西あらゆる料理を 極めた料理人!それがミー!」
マイセルとのバトルに勝利を収めたヒイロ。次の相手となったのは、財善寺家の跡取り娘である財善寺ミヤビだった。 「天地開闢以来、庶民がわたくしに勝てたことなどありませんのよ!」 超大金持ちらしいゴージャスなバトルで、ヒイロを翻弄するミヤビ。 果たしてヒイロは、ミヤビを倒すことが出来るのだろうか……?
ヒイロが熱いバトルを繰り広げている一方その頃、ミモリはアリスと出会っていた。 ひと時の会話を楽しむ二人の前に現れたのは、悪名高い賞金稼ぎ・ジュスティーヌ姉妹だった。 ジュスティーヌ姉妹から「タッグバトル」を挑まれたミモリとアリスは、負けられないバトルに身を投じる。 「教えてやりなさい、妹よ」 「ジュスティーヌ姉妹は無敵の賞金稼ぎなんだよ……」
特別に憧れるミモリ。 普通に憧れるアリス。 背中合わせの2人が今、向かい合わせで対峙する。 「どっちが正しいかわかんないけど、わかんないから、こうするね」 「……アリスちゃんのことわかるためには、これが……きっとシャドバが一番だよね」 ぶつかり合う二人の瞳は、熱く、輝く。
着実に成果を上げるカイ。まだバトルもできていないカズキ。 正反対の2人が、ジェネシスアイランドでまた出会う。 待ち受けるは卑劣な罠、狩りの時間。 「狩りに卑怯もクソもあるかよ!」 「もう、終わり」
世界最強のシャドバプレイヤーを決める大会。 勝者にはジェネシスカンパニーの社長の座が与えられる大会。 ……それがシャドウグランプリ。 しかし、全てはまやかしに過ぎなかった。 今……レオン・オーランシュが動き出す。 「シャドウグランプリはいよいよここからというわけだ。皆、励んでくれたまえよ……」
謎のプレイヤー・シャドウナイツを倒したヒイロ。 現れたのは、かつて全国大会でバトルした相手……マウラだった。 「マウラ……お前もシャドウナイツだったのか……!?」 「さぁ……どうでしょうね?」 「まぁ少なくとも……あなたの敵には違いありません!」
ヒイロはシャドウグランプリのヒミツを解き明かすため、レオンのいる中央タワーを目指す。 その行く手を阻むのは……強さを追い求める闇の貴公子、ルシア。 「今はバトルしてる場合じゃないぜ!」 「……他に何がある?シャドウグランプリはまだ終わってない」 交わる視線、交わらない想い。 避けられぬバトルが始まる。
一進一退のバトルを繰り広げる、ヒイロとルシア。 譲れない想いをぶつけ合い、2人のバトルは加速する。 「ルシア。今度こそ届くぜ。俺の心が……お前にっ!」 「ヒイロ、君は強い。だけど君と僕は違い過ぎる……」 決着の時は、今。
中央タワーに集まった、選ばれし7人。 ヒイロ、ルシア、ミモリ、カズキ、カイ、アリス、マウラ……。 彼らに明かされた世界の秘密は、「災いの樹」。全てを滅ぼす、災厄の存在。 世界を救う資格を得るため、ヒイロたちは最後のバトルに挑む。
ついに明かされた第8のクラス、ネメシスクラス。 その強大な力の前に、ヒイロは苦戦を強いられる。 しかし……ヒイロが対峙するべきは、ネメシスクラスだけではなかった。 「少し……昔話をしようか」 紐解かれる、竜ヶ崎エイジの過去。 ヒイロにとっての最大の試練が続く。
災いの樹によって、世界の時は止まってしまった。 現れる「虚の影」、取りつかれ、操られた人々……。 訪れる終焉の最中で、しかし、なおも輝く意志7つ。 「世界を救えるのは……君たち、選ばれし7人だけだ!」
虚の影に操られたタクマを救いだしたヒイロ。 数々の敵を超えて、ヒイロはついに伝説のカードが眠る遺跡に辿り着く。 果たしてヒイロは伝説のカードを手に入れることが出来るのか…… ……黒き呪いの竜戦士が、その眼でヒイロを値踏みする。
虚の影の力を用い、シロウはヒイロを追い詰める。 欲しかった強さを手に入れた、これでヒイロに勝てるはず…… ……そう考えるシロウはしかし、気付いていない。 シャドバの強さは、心の強さ。決して諦めない意志こそが、何よりも大事なのだと。 「行くぜ、シロウ!俺は伝説を手に入れる!」
伝説のカードの遺跡に辿り着いた、カイとアリス。 待ち受けていたのはジュスティーヌ姉妹。美しくも恐ろしき賞金稼ぎ。 「ジュスティーヌ姉妹は無敵なんです……」 「てめーは終わってんだよ、最初から!」 荒れ狂う闇のバトルを超え、カイとアリスは伝説のカードを掴むことができるのだろうか……。
伝説のカードを手に入れたルシア。 そして現れる、「もっとも戦いたくない相手」。 「優しい兄さん。私にいつでも優しい。だから私が苦しんでるってことも、知らないんでしょうね」 重ねてきた嘘、隠してきた真実。 最愛の妹、シオリの言葉がルシアの心を揺らがせる。
操られたセイヤと対峙するミモリ。 その強大な力を前にしても、ミモリは決して退きはしない。 「お遊びはここまでだ!君を喰らい尽くしてしまおうか!」 「諦めません!絶対に!」 ミモリの覚悟が、古き伝説を呼び覚ます。
「悪いねぇ、2対1でさぁ。コイツに取りつかれちまったから、卑怯になっちまったのかなぁ?」 「ズオウ、それは前から」 ズオウとコウに対し、不利なバトルを強いられるカズキ。 しかし、カズキは決して諦めない。 守りたいもののために、救うべき世界のために。
選ばれし7人の1人、マウラ・アベラルド。 彼の孤独な運命は、彼自身を確実に蝕んでいた。 被った仮面は嘘の仮面、故に伝説のカードが輝くこともない。 混乱と混迷の最中、マウラはルシアと対峙する。 「何のつもりかって?そんなの……僕にだってわかりませんよ」
竜ヶ崎エイジの力によって、マウラは大量の虚の影に取りつかれてしまう。 伸ばしても伸ばしても、マウラの手からは希望がすり抜けて、消えていく。 ついにマウラは諦めて……己の運命を受け入れて、「世界の敵」となった。 しかし……まだ諦めていない者たちがいる。 ヒイロとルシアは「仲間」のために立ち上がる。
マウラの絶望が込められた、「三種の神器・カード」の前に苦戦するヒイロとルシア。 溢れ出す怨嗟、繰り返される呪詛の言葉、マウラはもはやマウラではなくなった。 ……それでも、ヒイロにとってのマウラは「仲間」。 シャドバで繋がった、かけがえのない「仲間」。 「マウラ!俺は絶対にあきらめない!お前のことも、この世界のことも!」
「久しぶりだな、この場所も。この匂いも。この風も」 それは突然の再会、予期せぬ邂逅。 「まさか、父さんなのか……!?」 ヒイロの言葉は……しかし、エイジに決して届かない。 それは突然の再会にして……予期せぬ断絶。
「敗北しろ。そして、世界の滅びを、その眼で見るがいい」 その相貌に面影は在り、その双眼に情けはない。 今やエイジはヒイロの父ではなく……世界の敵と化している。 「運命はもはや、お前の味方ではない」 悲しくも激しきバトルの上で、災いの樹は静かに佇む……。
天青学園に通う少年、竜ヶ崎ヒイロ。 世間で大流行中のデジタルカードゲーム『Shadowverse(シャドウバース)』、 通称・シャドバをプレイしたいヒイロだったが、祖父であるシゲフミにスマホを買ってもらえないでいた。 自分の名を呼ぶ母の声に導かれ、ヒイロは日常へと戻る。 ……永遠の日常へ。
「ヒイロ……俺とバトルしろ」 迷い込んだ異世界で、ヒイロはローウェンと対峙する。 なぜここにいるのか、どうして出会ってしまったのか。 分からないからこそ、バトルする。 「やろうぜ、ローウェン!手加減なしだ!」
天宮ミモリ、14歳。 好きなものは紅茶で、嫌いなものは怖いこと。 ……得意なことは、歌うこと! ステージで輝く私は、誰にも負けない「特別」な私。 「私、アイドルやってます!」
黒羽アリス。 自由に生きるのが好き、縛られるのが嫌い。 ……いつだって、自分らしくいたい。 雑踏の中に紛れるアタシは、誰かと一緒の「普通」なアタシ。 「あは♪選べないかも!自由ってサイコー!」
「肉味噌チャーハン大盛り、お待たせじゃんねー!」 夢の中、理想の中、幻の中。 それでもカズキは「いつも」と変わらない。 ……だから、どんな試練が訪れたって、「いつも」のように乗り越えるだけ。
テストを解けば100点満点。 剣道の授業で見事に一本。 バトルをすれば連戦連勝。 カイは超天才、まさに完璧。 ……恐らくは、そのはずだ。
それは罪。 仲間を傷つけた罪。 それは罰。 世界を滅ぼそうとした罰。 罪人たる2人の邂逅は、必然。
分かっていた、知っていた、それでも夢を見たかった。 ……月光の下で、儚き願いが揺蕩い、震える。 「今日も満月ですね、兄さん」 「あぁ……嘘みたいに綺麗だ」
7人の選ばれし者たちは、真実の希望を掴み取った。 その証として……天空に巨大な城が現れる。 伸びる階段は遠く、高く。けれど、彼らにはもう恐れるものなど何もない。 ……いよいよ、本当のバトルが始まる。
エイジの全力を受け、倒れ伏すヒイロ。 インフィニットフレイムドラゴンを破壊された今、ヒイロに為す術など残されていない……。 「終わってない。負けてない……」 ……それでも、ヒイロは立ち上がる。 最後まで諦めないこと……それこそが、彼のシャドバだ。
レオンが使ったスペルカード、「シャドウ・モード」は……大いなる力をもたらした。 世界を進化させるために、レオンもまた、進化する。 「私は君の敵だ。だが世界にとっては……救世主さ」 ヒイロの胸に宿るのは……怒り。 凶暴で……凶悪な憤怒の感情。 「お前が……お前のせいで!お前は倒す!絶対に……ここでっ!」
重なり合う絆が力に変わり、遂に「アルティメットレジェンド・ドラゴン」が降臨する。 7人の想いを乗せ、究極の伝説は咆哮を上げた。 「どんな敵が相手だって、絶対に諦めない!それが俺の!」 「僕たちの!」 「シャドバだあああああああ!!」
全48話視聴
本編はこれにて終了。
キービジュアル出た時点ではキッズ向けへの展開に一抹の不安もありましたが、そんなものどこかへ吹っ飛ばす痛快夕方カードアニメとして楽しめました。一年間お疲れ様でした。…
© アニメ「シャドウバース」製作委員会・テレビ東京