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ワンピース ワノ国編の映画初心者のネタバレレビュー・内容・結末

ワンピース ワノ国編(2019年製作のアニメ)
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このレビューはネタバレを含みます

石谷恵担当回(957話、982話、1015話)、1062話のみ鑑賞。どれも作画回的ポジション、特に982話と1015話、1062話の作画は凄いので必見。1015話に至っては伝説級です。話数が最新になるにつれて画面がどんどん盛りまくりになり、過去の話数で使った描写や似た構図が登場してどんどんコンテクストも高くなります。

957話。繋ぎの回とあって劇的な展開は無いものの、絵的な楽しさがある回でした。特に、sotyさんが担当された一連のパート、編集長の鳥?が部署内でわたわたするところは見ていて楽しい。

982話。Bパートのライブパートは何なんだ。撮影ましまし、色盛りまくりで二郎系のアニメになっていました。ライブパートに至ってはシネスコになったりと異色さがわかります。ライブパート以外にも終盤のサンジがバストアップで歩くカットなんて作画が上手すぎます。見どころたくさんの回でした。

1015話。原作の1000話を映像化とあって異常なほどの気合の入りよう。冒頭から最後までずっと凄いです。作画から演出、色まで全部キレキレ。妄想パートの鮮やかな色使いもセンスを感じさせてとても良いです。間違いなく現時点での石谷恵回の最高峰です。アニメファンなら確実に見ておくべき回。

1062話。最初から最後までずっと凄い作画回。「ゾロvsキング」。見たことない炎エフェクトが出てきたり、ただ中村豊的にやってるわけじゃないところにだいぶ好感もてます。Bパートはもう顎外れましたね、ボルテージ上がりまくり。

1071話
終盤のちょっとだけが見どころでしたね。

1072話
大平さんがまさかの参加!!! かっこいい!!!!!!

1074話
石谷OPが初登場、そしてカイドウ vs ルフィのAパート終盤のずっと続く戦闘シーンはすげぇ!!!!

【余談:石谷恵らしさ】
石谷恵worksを全て鑑賞したので記念に書きます。
石谷さんの過去担当した作品群は以下にまとめられています。
http://istnmgm.web.fc2.com/

- 色に対するこだわり
学生時代の作品「あらら」から始まり、ワンピース1015話の妄想シーン、adoさんのMV「風のゆくえ」まで色使いを重視している印象。もちろん色に関しては色彩設計の方と話し合っているでしょうが、色彩を他シーンと変えるという演出の方向性は根底にあると思います。

- ポップなシーンでキャラを画面奥から前に寄らせがち
ポップなシーンではキャラクターを活き活きとするためにキャラが画面奥から前にぎゅっと移動してくる描写が多い。「おしりたんてい」、「ドラゴンボール超131話」、「ワンピース957話、982話」

- シーンの締めで光の花びらエフェクトを使いがち
花びらのようなエフェクトが光り、キャラの前で舞うカットが締めでよく使っている。「ドラゴンボール超131話」、「ワンピース982話、1015話」

- 恐竜好き
学生時代の作品「かたすみの鱗」から始まり、「ジュラしっく!」、石谷さんのアイコンまで恐竜好きが理解できます。湯浅監督がロボット好きなのと同様に、後に監督になった場合に恐竜を出してくるんじゃないかと思っています。
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