頭文字Dの22の情報・感想・評価

エピソード22
激闘!ヒルクライム
拍手:0回
あらすじ
涼介の挑戦を受けて以来、ひとりで考えることが多くなった拓海。それを心配した仲間たちが拓海を妙義山に連れ出した。その夜、行われるレッドサンズとナイトキッズのヒルクライム・バトルを見せ、喝を入れようというのだ。対戦するのは高橋啓介のFDと中里毅の32。降り出した雨の中、コーナーを傲然と走り抜ける2台のマシンに、拓海は胸の高鳴りを抑え切れなかった。「なんだ、他のヤツの走りを見て、こんな気持ちになるのは初めてだ……」
コメント3件
幌舞さば緒

幌舞さば緒

このコメントはネタバレを含みます

「そういや明日、レッドサンズと妙義ナイトキッズの交流戦があるはずだよなあ?」「それだ!拓海をそこへ連れってって、目の前でバトルしてるのを見せるんだ!」「それなら拓海も刺激を受けて少しはビリッとするかもしれませんねえ」 ★「なあオヤジ、俺思ったんだけど」「んー、なんだ?」「俺さ、この前、碓氷峠走ったんだけど、碓氷ってやっぱ秋名とは全然違うって思ってたんだ。でもさ、なんつーのかなあ、走ってみると同じような感じだった」「ふーん…ま、上出来だ」「上出来?」「秋名と碓氷じゃ全然同じじゃねーんだが、お前が同じように走っちまったってことだ。秋名でやれることをどれくらいよそでもやれるかどうかさ」 「クルマ2台出すのもガソリンもったいないから、お前のハチロクで行くぞ」 ★「妙義の谷は深い。せいぜい命だけは大切にしろよ」「ぬかせ、そっちこそ震えてんじゃねーのか?軽く捻ってやるぜ。ナイトキッズなんかにゃ俺の敵はいねえよ」「その自信過剰が命取りにならないようにな」 「やっぱり来たか…嫌でも気合が入るぜ」「ハチロク…前の俺とは違うところをじっくり見せてやる」 「負けんなよ…ナイトキッズが地元で舐められちゃたまんねえからな!」 「FD最大の武器は旋回スピードの高さだ。それを忘れるなよ、啓介」 ★「なあ拓海、妙義の峠はさあ、ちょっと秋名に感じが似てねえか?」「そうかあ?どっちかって言うと碓氷に似てると思ったけどなあ」「ええ?全然似てねーよ。〈ダメだ、拓海のボケはマリアナ海溝よりも深いよ〉いいか拓海、よーく見ろ。碓氷みたいに狭くないし、ダイナミックに上がってくるとこなんて秋名にそっくりじゃねえか」「そうじゃなくて、リズムが似てるんだよ」 「手強い…FDはコーナーが速い。妙義の上りで俺とRにここまでついてこれる奴がいるとは思わなかった」「ステアリングを抉り始めたな…ペースを上げて逃げる気か。ダウンヒルであれをやったら間違いなくタイヤは垂れるだろうけどな」 ★「頑張ってるみたいだな、毅の奴」「すげえ走り込みしてたからなあ」「ああ、秋名のハチロクに負けてから別人みたいだったもんなあ」「〈クッ…ずっと同じチームにいながらアイツは敵だと思ってた。それが今どうだ…プライドをかけて必死で走ってる奴の姿を思い浮かべると胸が締めつけられる気分だぜ。こんな気持ちになったのは初めてだ〉」「32が来た!FDがくっついてる!」「勝ってくれよ、毅…頼むぜ」 「雨は降り始めた直後が1番怖いんだぜ。アスファルトに染み込んだ埃や油が雨で浮き上がって、もの凄く滑るんだ。いきなり吹っ飛ばされるんだから」 ★「降ってきやがった…クソォ、もうすぐノールだっていうのによお!」「降り始めが1番怖い。いくときは何の前触れもなく、いきなりいくからな」 「なあイツキ、ゴールがあそこってことは俺たちがいるここが最終コーナーだろ?妙義の道路はあそこが登りきったところだから、ゴール前のここはちょっとだけダウンヒルだよな」「最後だけ下りか」 「いくぜ!勝負だ!」「無茶だ、そんなスピードでいけるわけねえ!バカ野郎が岩の壁に突っ込むぞ!」…「いける、手応えはある。俺のFDがいけると教えてくれている」BGM - LOVE & MONEY 「ぶったまげた痺れたぜー!やっぱすげーよ高橋啓介って!」「〈こんなこと初めてだ。他人の走りを見て刺激されるなんて…あんな凄いもの見せられると身体がムズムズしてじっとしていられない〉」 ★「運が良かったな、高橋啓介」「違う、技術の差だ」「なにぃ?」「最後のコーナーは下ってるからな。ラストはフロントタイヤの勝負になることは読んでた。タイヤが垂れてたんじゃねえのか?そっちのフロントの手応えが甘くなったのは。俺はペースを落とさずタイヤを温存してドライブしたんだ。その技術の差だ!」 「どうします?ダウンヒル」「中止にするしかねえだろ、この雨じゃあ」「ああ…」「啓介さん、だったら俺と秋名のハチロクにやらせてくださいよ」「なにぃ?」「地元でなければいいんでしょう?ここはアイツの地元でもないし、条件は五分と五分」 「藤原拓海…だよな。レッドサンズの中村ケンタだ。どうだ、俺とのレインバトルを受けるか?」「おいケンタ、兄貴の許しもねえのに!」「ギャラリーに聞いてみましょうよ、啓介さん。どうだみんな!俺とハチロクのレインバトルを見たいかー!?」 「俺は雨の走りには自信があるんだ。ひょっとしてお前、雨でびびってんじゃねーのか?」 「ハチロクは俺たちだけのターゲットじゃないんだ。走り屋なら誰もがハチロクとやりたいと思っている。その気持ち、お前にも分かるはずだ」 ★「そうこなくっちゃな。雨の下りとなりゃ、純粋にテクニックだけのバトルができらぁ。持ってきて並べろよ、自慢の86をよ」「行くぜイツキ」「俺も乗るの?」「ここに置いてったらもう一度迎えに上がってこなきゃなんないだろうが。めんどくせえから下まで下りたらそのまま帰ろうぜ」 「まあ見ててくださいよ啓介さん。俺、雨が好きなんですよ。チームに入る前、自己流でドリフトの練習してた頃、雨の日をわざわざ選んで走ってたぐらいですからね。金がねえからタイヤが減らない雨の日は嬉しくって」「自信満々なのはいいが、雨を甘くみるなよ」「雨のキャリアなら俺が1番ですよ、大丈夫。雨なら絶対に俺が有利です。勝ちますよ。雨は俺の味方です」 「どうかな、雨じゃ飛ばせないから俺は普通に走るよ。速いとか遅いとかは俺にもよく分かんねえんだ。マジで無理しねえよ。車ぶつけたらオヤジにグーで殴られっからさ」 BGM - ONE NIGHT IN ARABIA
三三二

三三二

このコメントはネタバレを含みます

けんた、、自信満々だな、、
たむらまさかず

たむらまさかず

俺ケンタ。雨が好きなんですよ。