メモ魔

魔法少女リリカルなのはのメモ魔のレビュー・感想・評価

魔法少女リリカルなのは(2004年製作のアニメ)
3.7
自分自身の居場所を探してあげる物語。

作品最後まで見たの久しぶり笑
作画は2005年の作品ってこともあり時代相応って感じがした。
ただ第1話16分あたりの作画だけレベチだった。なにかあそこのシーンだけ担当の人違ったんかな?
コマを多く割いてるだけじゃない気がした。

この作品で監督が伝えたかったテーマは、友情って結局のところお互いが何を求めてることなの?
ってところだと思う。
つまりはこの作品で核を付いてるのは10話か11話あたりでなのはが言ってた
痛みも悲しみも、全部半分こ。分け合いたかったんだ。
ってところだと思う。

ただ自分から歩み寄るだけじゃ心を開いてくれなかったフェイトに対してなのはは
全部対等、支え支えてもらう、そんな関係を望んで見事心を開いてもらえたってことね。
俺ガイルではこれを相互依存とかって言ってるけどこの作品はその部分を美化して伝えてる。

あとは伏線の立て方が絶妙ってとこかな。
初見じゃわかんない言葉をポンポンだして回収しないまんま次の話まで持ち越すから知的好奇心がくすぐられて最後まで見ちまった。
多分この伏線がなければ4話くらいで見るのやめてた。
やっぱ物語中のキャラはアニメ世界のバックボーンを知ってるからポンポン話が進むのに主人公and視聴者だけ置いてけぼりにされる展開これいいよなぁ〜。めっちゃ好き。調べること自体が知的欲求を満たす餌みたいなもんだから会話自体が宝の山やわ。

あとはフェイトの母親がひでぇ人だったなぁ。
本当の娘でないにしてもあんな鞭でバチこりはたけるもんかね。
本物の娘が生き返ってもいつかはモンペになってたんじゃないかと思わざるを得ない。
娘に夢を抱きすぎよね〜。娘さんも一人の人間だってのに。
加えてフェイト母の最後の終わり方。これ絶対また現れるよな〜。
次元の狭間に飲み込まれたってのは=死じゃないからな。

数奇な運命から二人ともアルハザードに行けてて2期始まったら過去変えられてて全然違う世界線からスタートみたいなシュタゲ展開だったらめっちゃおもろそう。

総評
この作品が評価されてるのは魔法少女ブームの礎を築いた作品だからってのが大きそう。カードキャプターさくらと同じ分類かな。
プリキュアみたいな戦う女の子ってのを現実的でもっとシリアスに描いた作品。
自分が本物じゃなくて作り物だったなんて言われたら精神保てないよな普通。今までの魔法少女にはあり得ない展開笑
そーゆー新さが当時のオタクの気をひいたんだと思う。たまーになのはのパンツがチラ見えするのもオタクにはグッとくるシーンだったに違いない。
3.7点
ストーリー3.7点
他は特筆するような部分無し。
評価に当時はこう映ったんだろうっていうのは入れないでやってるからこの点数。
新規性って評価パラメータがあったんなら3.9〜4.0点でも良かったかも。
ただ今見る作品自体の評価としては3.7点かな〜。

ただし続きが気になる展開ではある。
どうやら10年後の話とかもやってるっぽいしな。長い目で見るのはありかもしれない。
メモ魔

メモ魔