心に闇を抱え、呪いをかけられた一族が純粋無垢な少女・本田透との交流を通じて救済されていくファンタジーラブロマンス、ということで少女漫画原作でありながら、男女問わず楽しめる作品。
1stシーズンで登場人物はだいたい出そろい、ラブロマンスの要素が強まる。
タイトルの意味が分かれば、透が由紀と夾のどちらを選ぶ方向に進んでいくかは1stシーズンの結末を見ずとも言わずもがな。1stが夾の救済に重点が置かれていた半面、2ndでは由紀の救済と自己成長の物語として進んでいき、透からの独り立ちのような展開になっていくので、透の存在感は薄く、どちらかというと由紀が主人公となっている。透と夾は大きな波乱もなく少しずつ距離は縮んでいき、夾がすっかり丸くなってしまってちょっとつまらなくなってしまったような…。
物語はファイナルシーズンのクライマックスに向けてゆっくりと進んでいく。神様・慊人はどうやって救済されるのか?