💠favorite line💠
"人は様々な役割を演じ、そして去っていく。でも、僕たちはその外にある"
🎞️catch phrase🎞️
『弱き者 汝の名は ヴァンパイア』
🎞️story＆information🎞️
大正十二年、夜の東京に現れた「吸血鬼」たち。
古の時代からこの世界に隠れ住み、闇に紛れて人の生き血をすする彼らを勧誘または捕縛のため陸軍内部にヴァンパイアを中心に創設されたのが第十六特務隊、通称『零機関』。
零機関の隊員は今宵も彷徨える吸血鬼と対峙する――。
監督は羽多野浩平。
舞台は大正十二年、大正ロマン只中にある日本の東京。
アニメ史上初となる、朗読劇から生まれたアニメ作品。
🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
朗読劇から生まれた作品なだけあって、詩的な語り口調が特徴的な大正浪漫作品。
素晴らしい袴や軍服の衣装デザイン。好きな人には抜群にハマるように思える。
キャッチコピーにもあるように、本作ではヴァンパイアは「弱き者」として描かれている。
本来強者であるヴァンパイアを弱者として描いているということなのだけど、単なる弱者として描かれているのではない。
強者の中にある弱い部分を描いている。
ストーリー構成は、
前半・・・視聴者に理解しやすいように説明を入れている
後半・・・無駄な説明は省いている
形となっている。
後半の説明不足のせいで物語は理解し難い箇所もあるけど、良い味を出していると私は思えた。
キャラの演出は魅入ってしまうのも納得で、主要キャラ全員が主人公でそれぞれのドラマがある。
1点難癖を付けるとすれば、戯曲の『サロメ』を持ってくるのならもう少し耽美的で倒錯的趣味の設定や演出が欲しかったところ。
元々敷居の高い朗読劇をサブカルのアニメにここまで上手く落とし込んでいることは素直に制作陣の気合が伺えた。
ぜひ他のメディア展開されている作品(ミュージカル・漫画等)も観てみたい!!
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story：dアニメストア参考
information：Wiki参考
