ろいろい

スーパーカブのろいろいのレビュー・感想・評価

スーパーカブ(2021年製作のアニメ)
3.3
💠favorite line💠
"何もなかった私の生活に、今はカブがある。このカブとならきっと、どこまでも走っていける。"

🎞️catch phrase🎞️
『ひとりぼっちの女の子と、世界で最も優れたバイクが紡ぐ、友情の物語』

🎞️story&information🎞️
山梨県北杜市の高校に通う女の子、小熊。
両親も友達も趣味も無い、何も無い日々を過ごす彼女だが、ふと見かけた中古のスーパーカブを買ったことで、ちょっとずつ短調な毎日が変わり始める――。


監督は藤井俊郎。

ホンダのスーパーカブと言えば、累計生産台が2017年10月時点で1億台を突破した乗り物の1シリーズとして世界最多の生産台数および販売台数を記録している原付。
この作品はスーパーカブを扱っていることもあって、協力・監修に本田技研工業さんがいるのも特徴。

🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
ゆったりした雰囲気と美しい背景美術、そしてキャラを押し付けてこない作品スタイルが特徴的な作品。

1話の掴み方が惚れ惚れできる。
序盤の絵の暗さが没個性的な主人公の心の開き具合とカブとの出会いで世界が色鮮やかになる演出は綺麗。
1話タイトルまでの流れも美しく、惹かれてしまった。

視聴者にキャラを押し付けてきていない登場人物の性格も凄く好印象。(悪く言えば魅力が控えめということになる)
周囲に無関心無表情な主人公が、カブという光に対しては唯一笑顔を見せる。これはカブの作品ということが分かりやすく表現されていた。

ただ、メインのキャラが3人しかいないのでストーリーの奥行きが出ていないのが欠点。
あと、スパーカブの神格化が若干コワイ。

どうやら若干炎上したらしい。
たしかに作品は創作物であり、表現の自由だが、この作品はリアルに寄り添ったものであるがために、余計にリアリティ欠如が目立ってしまったのかもしれない。
ギャグ作品とかだと、そもそもリアルに寄り添ったものではないので、受け入れる人が多いのだろうなとは思う。

最後に脱線するが、カブを見ていたら『水曜どうでしょう』を思い出したw

—-✄———-✄———-✄—-
story:dアニメストア参考
information:Wiki参考
ろいろい

ろいろい