【2008年冬アニメ作品｛全12話｝】
良くも悪くも如何にもな一昔前のハーレムエロゲアニメって感じだな。
イジメや鬱展開、基本のストーリー自体は暗く重いが、それとは別に明るいラブコメパートで巧くバランスを取っているような作風。
流石に今観ると、作画や演出も含めて全体的な古臭さは否めない。
正直、すんなりとは物語に入り込めない“キツさ”みたいなモノは随所に感じる。
キツい言い方をすれば、超展開とご都合主義が主成分の作品といったところだろうか。
花田十輝がdisられるパターンのとき本作がよく挙げられるが、自分が思うにきっとこの人はシリアスな話を書くのが余り得意ではないんだろう。
単にこんだけ鬱々とした作品は荷が重かったってだけだと思う。
日常系やコメディ方面では比較的安定しているので、そっちの方ではあまりハズレは無い作家だとは思うけど。
終盤のふわっとした展開や、ぶっ飛び気味のファンタジー要素が何とも言えない感じだが、話としては決して嫌いではなかった。ただアニメとして面白いかといえば微妙。
色々ツッコみたいのは山々だが、でもたぶんこの設定にいちゃもん付け出したらエロゲとかアニメって元も子もないよね。w
すべてを追求しない、すべてに答えを求めない。そこら辺を弁えた玄人が観るような作品なのかな。
ただ「片翼のイカロス」は紛うことなき名曲である。
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［主題歌］
OP
榊原ゆい「片翼のイカロス」
ED
霜月はるか「カザハネ」
monet「FOOTPRINTS IN THE SAND」
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