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プラチナエンドのcのレビュー・感想・評価

プラチナエンド(2021年製作のアニメ)
3.5
自殺しようとしている人の元に現れる天使。天使のランクによって羽・赤い矢・白い矢を受け取ることができる。その中から神が選ばれる。その神候補達の中からどうやって神を選び出すのかという物語。
あなたにとっての「幸せ」とは?
人によって答えが違うから凄い考えさせられた。

・結局幸せなど他の者との対比。他人を不幸に位置付けすることで成立する。
・でも人を幸せにすることを自分の幸せとすることのは悪いことじゃない。
・神になったからといって死ぬわけじゃない。生きてる限り人間としての幸せも俺は諦めはしない。
・幸せを感じてる自分の存在が人の幸せに繋がってたら良いよね。

ミライ君とサキちゃんがどこまでも心が綺麗。考えた結果がどれも誰も傷つかないように選択していて救われた。
神になる事が決まった瞬間、一気に神になる過程がもう覆される事は一切なく天使達と融合していくのが結構な恐怖だった。皆納得した結果だったんだけどさ。見てるだけのこちらが何かできるわけじゃないけどさ!なんかなんか。。ってなった。
最後の結末が衝撃だったけど、平和に終わるのではなくて良かった。
大場つぐみさんと小畑健さんのタックはデスノートに続き面白い。
神・生と死・人間の欲が共通にあってさ。
人類を終わらせにかかっているその瞬間が分かっていてもミライ君とサキちゃんは凄く落ち着いていて、凄すぎる。。いつか必ず死ぬけどそれが今!ってもう何も出来ずに待つしかない瞬間でも2人が同時に死ぬならもう何も怖くないというか。消えたらもう考えるとか感情とか何もかもがなくなるから。
神が自殺するとかそれが神が決めた事なら仕方ないんだな。
皆で選んだ神だから。

命を作り出すのが神の仕事で死にたいと絶望している人たちがこんなにいると知ったら、なんのために命作ったのかとか色々考えが止まらない。神は、あとは見てるだけなんだもんな。中海君も神になって絶望するしかなかったんじゃないかな。米田さんも赤の矢が消えた事で中海君の答えが伝わって終われたのも良かった。
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