下級生が入りシリーズ伝統ともいえる9人体制へ、地区予選の雪辱を果たす第2期。
Liella!としてだけでなく、個人としてもその先の夢へと歩み出す。…がその物語の構成が評価の分かれ目。第1期に引き続き、過程となる練習描写に尺を割くのは実力に対しての説得力が増すが、本番であるラブライブ本戦の描写があまりにあっさりしすぎている。これでは予選通過の方が高難度に見えても仕方なさがある。マルガレーテのラブライブはレベルが低い発言と絡めてもイマイチ噛み合わせがよくない。その上で第3期を前提とした締め方で、成果は出したはずなのに達成感に欠けてしまう。本シリーズが描きたいゴールがかのんの夢を叶えることならまだ理解はできるのだが。
映像面は相変わらず3DCGと作画の境目がほぼないライブパートが目を引く。演出面では、中山氏ディレクションである第3、10話のマルガレーテのライブパートが見所。
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