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真ゲッターロボ 世界最後の日のtakのレビュー・感想・評価

真ゲッターロボ 世界最後の日(1998年製作のアニメ)
3.8
2021年に新作が発表されるので、期間限定で配信された「真(チェンジ!)ゲッターロボ 世界最後の日」全13話完走。90年代にOVAでリリースされてたものである。小学校低学年で見ていたオリジナルの設定をベースにしなからも、ボディスナッチャー異星人の侵略で破滅した地球を舞台に、新旧ゲッターチームと生き残りのスーパーロボット軍団が立ち向かう姿が描かれる。

冒頭から説明抜き。問答無用のストーリー展開は、なんで?と思っている視聴者を力技でねじ伏せる。マッドサイエンティストと化した早乙女博士が、究極のゲッターマシン真ドラゴンを覚醒させる。その暴走を食い止めようとする神隼人、弁慶、武蔵、そこに無実の罪で投獄されていた竜馬も加わる。新たな登場人物とその出生の秘密。

竜馬の風貌はほとんどバイオレンス・ジャックだし、怪物に取り込まれた人々の顔が並ぶトラウマ級の恐怖(デビルマンの原作に出てくるやつやん…🥶)、嫌悪感しか感じないクリーチャーの数々、紅一点のいやーん♡な場面などなど、永井豪作品のお約束は守りつつも、全体は悲壮感が支配するシリアスさ。

ミチルさんの死の真相はなかなか示されないし、早乙女博士が事態を「説明してやろう」とか言いながら、そのまま2話くらい放置される展開に呆れながらも、いつしか引き込まれる。そしてクライマックスで、真ドラゴンがその全貌を現す。

4話以降登場する、影山ヒロノブのOP曲「HEATS」のアツさが何より素晴らしい。これカラオケで歌いたい!

必殺技の名前や合体場面の台詞を一緒に叫びたいくなる気持ち、よーくわかります。オリジナル見てた頃の幼き自分は、テレビに向かって叫んでたんだろか😅
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