Filmarksでここまで評価が低いのは本当に謎です。オタク界隈からは、それなりに良質なスーパー系ロボットアニメと認識されているのではないかと思うのですが。少なくとも、悪評が勝るガンダムAGEのレベルファイブが作ったと考えると、かなり感慨深い作品です。
現在は2023年3月。2期が完結しそうなので、一旦1期の事を書きたいと思います。私はムサシ1期はリアルタイムで視聴、その後にｄアニメストアで一巡、更に特別編を観て計3周しました。ゲームは未プレイです。
永井豪が関与していることや、タイトルを連呼するOPから、戦闘ロボットのデザインや武装はマジンガーZ等の往年のスーパーロボットを彷彿させられますが、舞台設定や脚本はリアル系っぽい印象です。
近年の作品ですと、銀河機攻隊マジェスティックプリンスと比較する方が早いかもしれません。
ムサシとマジェプリの共通点は①CGによる美麗な戦闘シーン ②少年少女によるチーム編成 ③異星人との戦争と交流 などがあります。マジェプリと同様、過去のロボットアニメのお約束をうまく調理して、それなりに上手く作ってるなと思いました。逆に言えば、両作品ともに予定調和の域を超えていないのは欠点ですが、優等生的作品なのは間違いないと思いました。
と言いつつ尖っている所もあります。ゲッターチーム的な3人の中核メンバーのうち、2人は不良です。一話からめっちゃ喧嘩してて笑えます。今の時代やることかよ（笑）まあこれはセンスが古いのではなく、敢えてやってるのでしょう。
なおロボットアニメと言えば、他ジャンルと比べて主要キャラがよくベッドインしている印象あり（エヴァとか何とかSEEDとかヴヴヴとか）ますが、本作にもベッドシーンあります！マジで！
いつものレベルファイブのキャラデザで濡れ場があるのはなかなか衝撃でした。実はこのベッドシーンを核に、イデオン的な方向性で脚本を展開するのも有り得たように思います。しかし2期は今のところ無難に終わりそうな印象です。また2期のレビューで書きたいと思います。
