本誌でも単行本でも最後を見届けたから…アニメもリアタイして、捧げた心臓の行先を見届けた。
中学生のころ初めて進撃を見たときは衝撃的で、あの絶望感と恐怖は今でも忘れられない…一期は、まるで自分も壁の中に囚われている人類だと錯覚してしまうくらい、この世界観のすべてが未知で、何も知らずに生きてきたこの世界の住民になったような感覚だった。今ではこの世界の歴史や仕組みを理解し、事実を知り、進撃と共に(進撃の世界の中で)生きてきたような感覚。厨二病すぎる。
初めて壁が破壊された日の事実が最後に明らかになるのヤバすぎて鳥肌立った。初期の初期のシーンの伏線回収、カルラが巨人に喰われたとこの伏線が1番衝撃的で震えた。
原作では「殺戮者になってくれてありがとう」だったアルミンの言葉が「一緒に地獄へ行こう」に変わってたのが良かった。原作のアルミンがこれら全てをエレンの責任にしてたわけではなくて、心の内では元々罪を一緒に背負うつもりでいたと思うけど、実際にそれを言葉に出してエレンに直接伝えてくれてたのが、少し報われたような気がして嬉しかった。
エレンの首を跳ねるシーン、リヴァイからミカサへの連携と映像が神だった。永遠に見れる。
失ったものが多すぎる。これまで何をどれだけ犠牲にしてきたのだろうと考えると胸が痛い。その犠牲があってこそのこのラスト。だけど傷んだ心は癒えない…そして、繰り返される悲劇。
最高だった、進撃の巨人。
さよなら、私の青春