デヴィッドフィンチャーやティムミラーが制作した愛と死とロボットが題材のNetflixオリジナルのアニメシリーズ。
シーズン3にしてついにデヴィッドフィンチャーが監督デビュー。フィンチャーが手掛けたエピソードを含め、アニメーションのクオリティーはシーズン1、2と比較しても劣らず素晴らしかったです。Netflixのアニメは割とコケがちだけど、このシリーズはエピソードによってグラフィックや作画が違ったりするので、そういう意味では飽きずによく出来ているなという印象を変わらず受けました。ただフィンチャーが監督したエピソードも、ロボットトリオの続編も、正直期待していたほどの面白さはないです。常々言っていることですが、別に映像面のクオリティーが高かろうが低かろうが良いストーリーは作れます。日本だとCLANNAD、新世界より、lainなんかがその最たる例です。優れた演出家がいれば、作品のレベル自体も上がりますが、ラブデスロボットの場合は映像面を意識し過ぎて、シーズンごとにストーリー面がおざなりになっている気がします。唯一、彼女の声だけは独特で良かったんだけど、その他のエピソードはそこまで目新しくもなかったです。
もうシーズン3にもなっているからかネタが尽きてきた感が否めないけど、サクッとアニメが見たい人には良いシリーズだと思います。
