人間とオートマタ、戦争を知っている大人知らない子供、思い出の重さはそれぞれ違う。
れっきとした記録媒体を保有するオートマタたちにとって、灰桜たちが積み重ねてきた思い出はほんの数か月？だとしても永遠の記録。
…と解釈するが、これに納得できる決め手がもう一つや二つあればと惜しまれる。
灰桜が作ったぐちゃぐちゃのオムレツにオートマタの皆が涙するシーンはとくに印象深い。
最後、灰桜に決意させたのが夕霧を想い続けた千代ちゃんだったのがグッと来た。
箒星のエピソードや終盤の展開も良いけど、序盤の灰桜が感傷的になって冷却水を無駄遣いする様子がとても好きだった。
