時は2242 年― 「新月の涙」と呼ばれる未曾有の大災禍により地下深くへと逃れた人類は 地下都市国家「アメイジア」の崩壊という事件を経て、再び地上で生きる希望を持ち歩みはじめていた。 人々は地上の各地に「ネスト」と呼ばれる集落を形成。 いまだ人類の脅威として地上にはびこる「エンダーズ」と戦い、 ネストの運営に必要なエネルギー資源である「AO 結晶」を採掘する冒険者たちを、 人々は「ドリフター」と呼んでいた。 そんなドリフターたちが集まるネスト「ロックタウン」で、 いつかドリフターになることを夢見る青年「カナタ」は、 ある日凄腕のドリフター「トキオ」と一緒に探索に訪れた 朽ち果てたミュージアムの中で眠る、一体の美しいメイガスを発見する。 謎のメイガス「ノワール」との出会いによって、 運命の物語は少しずつ動き出すことになるのであった―
ドリフターになることを夢見る青年「カナタ」はある日、凄腕のドリフター「トキオ」と一緒に廃墟となったミュージアムを探索中、記憶を失ったメイガスを発見する。そのメイガスは日常生活に必要なスキルが欠如したポンコツだったが、そこへ突如としてエンダーズが襲撃。カナタたちが住む「ロックタウン」に危機がせまる。
「ノワール」と名付けられたメイガスは過去の記憶をいっさい失っていた。ノワールの手がかりを探るべく、彼女が眠っていたミュージアムを再訪するカナタ。そんなおり、バカラネストのマフィア「ランゲ」がロックタウンを訪れていた。そこでノワールは「シエル」という綺麗な歌声を持つメイガスと出会うこととなる。
ノワールのマスターとなり、ドリフターとしての道を歩みはじめたカナタ。そんなカナタを一人前の男にしてやると言うトキオに、歓楽都市「ディザイアネスト」に連れて行かれることに。そのことを知ったエリーとアンジェ、そしてノワールはカナタを連れ帰るためディザイアネストへと向かう。その頃、カナタは仮面を被った奇妙な人物と遭遇していたのだった。
訓練のためとある渓谷へとやってきたカナタは、ノワールの力を借りずにエンダーズと戦おうとするも、危うくやられそうになってしまう。 その時、遠距離から一撃でエンダーズを仕留めるクレイドルコフィンが現れる。「クラウディア」とそのメイガス「フラム」と名乗るコンビは、カナタにある相談をもちかけるのであった。
ドリフターとして強くなるにはメイガスとの絆を深めることが必要だと教えられたカナタは、ノワールと共に迷路の遺跡「フェズ」へと向かうことに。一方、トキオはゼロ型と呼ばれるアメイジア産のメイガスを持つドリフター達が何者かの集団に襲撃される事件が多発しているという情報をキャッチしていた。
AO結晶探索の途中で雨に降られたカナタは、トキオの提案でギャンブルの街「バカラネスト」で雨宿りをすることに。そのバカラネストのラウンジで、カナタは歌を歌う一人のメイガスに目を奪われる。彼女はノワールがランゲに連れ去られそうになった時に知り合ったシエルだった。そこへ再びランゲが現れ、シエルを巡る争いに巻き込まれることになってしまう。
ノワールの手がかりを探るべく、カナタはエリーの姉であるマリアにメンテナンスを依頼することに。そのことを知ったエリーは、カナタの身の回りの世話をしようとカナタの部屋を訪れるも、そこには完璧に家事をこなすシエルの姿があった。
カナタからレジャー施設「サテライトアクア」へと誘われたエリー。デートだと思ってドキドキしながら行ってみるも、そこにはノワールやいつものメンバーの姿が…。皆でプールを楽しんでいると、突然光り輝くステージが現れ、歌姫の衣装をまとったシエルが登場するのであった。
トレーダーズネスト」へと向かう道中、カナタは激しい雨の中を生身で行動する一人のドリフターを目撃する。トレーダーズネストで再びその人物を見かけたカナタは、彼がアメイジア時代から活動する「アルバ」というドリフターで、メイガスについて色々調べていることを聞かされる。
ロックタウン周辺のネストが何者かによって壊滅的な被害を受けていることを知らされたカナタは、その調査に志願するもトキオに制止されてしまう。カナタとトキオの間で微妙にすれ違う想い。結局マムの命令で2人一緒に調査に出かけるも、気まずい空気のまま、カナタはトキオの制止を振り切って先行してしまう。
周辺のネストからもドリフターが応援に駆け付け、シルヴァーストームを迎え撃つこととなったロックタウン。一方ノワールをつけ狙う謎の組織は、シルヴァーストーム襲来の混乱に乗じて、カナタの排除をシエルに命令する。その頃、シルヴァーストームと激戦を繰り広げていたドリフターたちにも限界の色が見え始めていた。
最後の力を振り絞りシルヴァ―ストームと戦うドリフターたち。皆が満身創痍のなか、奮起するカナタだったが、強化した「デイジーオーガ アルター」でも苦戦を強いられる。皆が必死になって戦っているなか、自分は本当にカナタの力になれているのかと思い悩むノワール。その感情がピークに達したとき、ノワールの様子に変化が起きるのであった。
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