Netflix(企画・製作)×三池崇史(総監督)×鬼武者(原作)の配信アニメ、結構面白かったです！
まさに直球ど真ん中！
ストーリーそのものに意外性はなかったし、退場するキャラクターはハッキリ言って目に見える。けれど一切小細工無しに物語を追いかける。それぞれのキャラクターの矜持や覚悟も汲み取って。
ライバルとの決闘後、強さが行き場を求めていたかのような武蔵の再来や同行者の人間ドラマ。標的たる伊右衛門とその配下と待つもの…正直伊右衛門の顛末は思っていたより呆気なく、なのに何故か拍子抜けにはならなかったのがビックリ。これはNARUTOに登場した薬師カブトがそうだったけど、見つけられたか否かの差、そこを感じさせました。
あとボクは宮本武蔵とさよの主従関係(？)が『無限の住人』の万次と凛を思い出したので、この二人の歳の離れた友情も良かったです(最終回のさよが武蔵へ伝えた言葉も可笑しいです)。それに意外と小次郎があやかしに堕ちていても、根は相手を尊重出来る武人なのも頼もしい(実は視聴者が求めるものを理解している有能か？)。
例えどんなに想定の範囲内であったとしても、胸を熱くさせてくれたなかなかの作品です。巌流島再来なクライマックスも好きです。
