メモ魔

薬屋のひとりごとのメモ魔のレビュー・感想・評価

薬屋のひとりごと(2023年製作のアニメ)
4.0
薬屋のひとりごと4話まで見た感想。

この作品は無知が罪であることを教えてくれる。
いかにその無知に善意が含まれていても、【知らなかった】【いいと思った】【だからやった】は取り返しの付かないものにまで発展するのだ。

猫猫が侍女を殺意にも似た目で脅迫したのは、無知の恐怖が如何に取り返しのつかないものになるか。それを体験してからでは遅いってことをよく知ってるからだ。
毒は知っていれば回避できるものが殆どであり、その忠告すら無視するものの言い訳に善意など出されれば、、そりゃ猫猫も殺意沸くわな。

人を想う、慕う気持ちに嘘はなくても、正しく怖がる知識すら無いものに侍女は任せたく無いものだ。

ちょっと脱線。
最近マッシュルってアニメも同じく流行っているが、どうも薬屋のひとりごとやフリーレンの視聴率は抜けない様だ。
恐らく今の日本人は娯楽に知的好奇心を強く織り交ぜる傾向があると見た。
マッシュルは面白いが、人として学べる部分が薄い。今後人間社会で生きていく上で自分を磨いてくれる明言やエピソードは皆無。←面白いんだけどね。
一方フリーレンや薬屋のひとりごとには、人が、自分が今後人間社会で生きていく時に必要な物事の考え方として新しい矢を投じてくれる。
こんな考え方をすれば人に気持ちは伝わるのか。人の気持ちはこうやって理解していくのか。
後者二作品は娯楽であると同時に人間力も学べる。
メモ魔

メモ魔