おにおに

フリージングのおにおにのレビュー・感想・評価

フリージング(2011年製作のアニメ)
4.2
AT-Xで規制なし版を鑑賞。

1期が無印で2期が「ヴァイブレーション」ですね。通しでみての感想になります。
R15のお色気要素が満載、これを見ようというひとはエロ目的でしょう!
キャラもなかなか魅力的で、作画も美麗、その意味ではなかなかよいとおもいます。

kindle unlimitedで原作漫画が読めるので読んでみたのですが、原作漫画はそこまでエロに振ってはなくて、アニメ化にあたりエロに振ってる感じですね。
原作はもともとエロ要素はそこまではなく、よくできた設定とシナリオとバトルでかなりおもしろいです。33巻で止まってるようですが・・

近未来SF設定の美少女戦士たちのバトルものです。
地球を滅亡させかねない強大な敵(「エヴァ」の「シト」みたいなものか)がいて、それに対抗するためにバイオの科学で生み出された戦士を養成する兵学校・・みたいなのがあって。
そのバイオの科学の都合上、女性でないとその戦士にはなれず、基本主役は女キャラ。
男性はサポート役にしかなれず、1対1でペアを組んで戦う設定。
設定はなかなかに複雑で、ちゃんと理解しようと思ったら導入の1話で説明されている部分をよく聞いて理解しておく必要がある。

ぶっ飛ばされたり、斬られたりして、けっこう血しぶきがとびまくって、ほとんど戦闘不能で命も危ういんでないのこれ・・
っていうくらいのバトルだけど、そこはまぁ設定で、生まれながらに特殊な能力をもってる彼女たちをさらに改造してるので、強いし、治癒力も高いという設定。

一方で、自然発生的なギフテッドに頼ってばかりでも例の「強大な人類の敵」に勝つのは難しいので、人工的に「強化人間」も生み出して、まぁその強化人間の彼女たちはモルモットなわけで・・とか。

ヒロイン(=巨乳でかわいい)もけっこう厳しい過去をもっていて、それがために「接触禁止の女王」(=強烈なトラウマがあって他人の物理的接触を許さない)なんです、だったりとか。

上層部の組織の大いなるパワーのそれぞれの正義のせめぎ合いとか、秘密裏に進む恐ろしい計画・・みたいなのもあって、彼女たちはそういう力の流れに巻き込まれてて・・だったりとか。

いろいろな女戦士キャラが登場するのですが、まぁ、それぞれに「戦闘力」的なものが設定されていて、どっちが強い弱いみたいなのもあるけど、なにかのきっかけで逆転が生まれたりとか、格下だけど頑張って格上に戦いを挑むんや!とか。

そういう、話をおもしろく展開させる要素もふんだんにあり、飽きさせないストーリーが展開していきます。
主要なキャラたちの個性づけもうまくやっててそれぞれに魅力的なキャラにしあがってます。
ちなみに個人的な推しはシフォン先輩!(サテラ先輩もかわいいが狂犬だからな・・

美少女バトルものとしても、例えば「美少女戦士セーラームーン」とかよりよっぽどよく練られた、よくできた設定だし、近未来SFモノとしても「新世紀エヴァンゲリオン」にもひけをとらない作画力(メカニックとかキャラとか)だ。

っていうところで、ただのエロアニメじゃないぞ!

・・・いやただのエロアニメかw


この作品は、露骨なエロ描写(ようはやっちゃう描写)ではなく、お色気的なエロです。
ストーリー展開のシーンの描写でちょくちょくそういうサービスなシーンがきますよ、っていう。
まぁお風呂だったりプールだったり着替えだったりは定番ですね。戦闘で服が破れるとかは古典的だし(「キューティーハニー」の頃からの定番)。
その意味ではいわゆるアダルトのエロアニメとか、「やっちゃう」アニメとは一線をひいてる。

なんていうの、エロはエロでも格調が高い(というのか?)エロ要素はおまけの脇道的に展開してるだけで、あくまでメイン・ストーリーは硬派だぞ!


まぁとはいえこれを見る主目的はエロ目的ですけどw
年齢制限ありなので、けっこうエロい。
地上波ではモザイクがかかるんだろうなぁ(例えばバストトップとか)っていうくらいにはエロいです。

けっきょく一周回って「やっぱエロじゃん」に戻ってくるんですがそれはしかたがない。

エロアニメだからなのか、★はかなり低い(1期が★3.1、2期が★3.3)のようですが、いやもうちょっと評価されてもいいとおもうけどなぁこれ。

というわけで!★はエロにしては高めの★4.2でお願いします。原作漫画込みならもっと高くてもいいです。

規制アリ版はdアニメストアとかでも見れます。エロなしでもおもしろいと思うのでぜひご覧ください。
おにおに

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