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ツルネ ―風舞高校弓道部―のtakのレビュー・感想・評価

ツルネ ―風舞高校弓道部―(2018年製作のアニメ)
3.9
全13話完走。京アニ作品好きなtakさん家だが、本作と「Free」はちゃんと見ていなかった。理由は、主要な登場人物が男子ばかりの作品を長女が敬遠しているからだ。
😏「NHKで深夜にやってた時に最初の方だけ見たけど、なかなかだったぞ」
🧑🏻「えー男子アニメやん。でも弓道ってカッコよさげだから見てもいいよ、ちち(アーニャの口調)」
なんだかんだ言っても、長女は第1話が気に入れば最後までちゃんと見るのだ。

結局いちばんノリノリで見ていたのは長女。
🧑🏻「ちょ!もう1話見る!このままじゃ静也が闇落ちするか気になってモヤモヤする!」
どのキャラが気に入ったのだろう?
😏「そんで、誰ちゃんが好きなん?」
🧑🏻「なんか背負ってる子が多いからなー。でもカッちゃんは絶対嫌。」
😏「あいつ、お前の好きな「青ブタ」の咲太やぞ」
🧑🏻「ぜんぜんキャラ違う。中の人が上手いってことだね(評論家気取り)。あと、ドッペル兄弟サイテー💢」

京アニらしい繊細な心理描写と美しい映像はもちろん素晴らしい。特にラスト2話は弓道独特の静かな中に熱がこもる緊迫した試合の展開がいい。
「弓道は"道"だからね」
って台詞が出てくるけど、自分と向き合う姿が徹底して描かれるのは他のスポーツものとは決定的な違いだ。さらにコーチ不在で不安に陥った彼らが立ち直る過程。クライマックスはこの2つのハラハラが並走する展開だけに…
🧑🏻「エモいね!ちち(アーニャの口調)」
いや、お父ちゃんはそういう今どき言葉をなるべく使わないようにしているのだよ💧

「自分たちから大人はどう見えた?」
と自問自答する主人公たちとマサさん。いくつになっても克服できない弱さは誰もが持っているし、それ故にいくつになっても成長できるのだ。子供の頃から大人たちや大人が楽しんでるカルチャーに憧れてきたけれど、その時代の大人の年齢を通り越した今、自分がその憧れにたどり着けているとは到底思えない。マサさんがそういう思いを吐露する場面で、
😑「そーなんだよ。それだよ。オレなんか今でもそう思ってるよ。」
と思わず口にしてしまう。

京アニ作品の復習、途中で投げ出したやつに挑もう、と決めて長女と見ることにしている。
😏「次何見る?男子だらけつながりで「Free」行っとく?」
🧑🏻「ぜったい嫌。逆三角形男、暑苦しい」
協議の結果「甘城ブリリアントパーク」に決定いたしました。
🧑🏻「わくわく♪」
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