ゆり

どうする家康のゆりのネタバレレビュー・内容・結末

どうする家康(2023年製作のドラマ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

あんまりにも家康を称讃するので、ちょっと違和感ありましたが、ラストに春日局が講談師のような口ぶりで幼い家光に聞かせていた偉大なる神君の物語だったんだと納得。

良くも悪くも大河っぽくない終わり方…茶々の壮絶な最期はどこへやら…ファンタジー路線で締め括り。

家康の成長と変化を記した一代記としては楽しめました。あと、家臣団を重要視して描かれてて一人一人の人物として認識できキャラが分かりやすく親しめた。

本作…全体を通して多様な生き方をする女性を描き方が一番良かった。
甲冑姿が格好いい阿茶、凛としたお市、気高く雄々しい茶々など魅力的な女性が沢山。

戦国時代は女性が虐げられる事は多かっただろうし、能力があっても活躍できない女性も多かったはず。

男性と同じく闘う女性もいれば、数正や忠次の奥様のように夫を支え続ける女性もいたり、於愛のように恋心は亡き夫に尊敬と献身は殿にという女性もいたり。

それでも皆それぞれ自分の意志で動き生き生きとしていて、感情表現も豊かで見ていて共感が持てました。もしかすると現代的な感覚かも知れないけど(^^;;
ゆり

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