モフモフモサモサ

君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書のモフモフモサモサのレビュー・感想・評価

3.8
それなりに良かったです。
でもあれですね、あそこまでの仲だと、当人同士がいくら友達と言っても見た目恋人達ですね。

それまでの物語は、ラスト2話のための壮大な(そうでもない)前振りでした。

色々と思うところはあります。

過去の場面でも高校時代や大学時代の学生を演じるイ・ジヌク氏とハ・ジウォン氏は、カッコいいしキレイですが無理がありませんか?そこはいつもの韓ドラっぽく別の若手の方々が演じてた方が良かったと思います。

それと緩やかにつき合っていくまでの過程を心地よく見ていられるのは、三角関係だろうが主人公達お互いのブレない想いが見られるからだと思うんです。

めぞん一刻の五代くんと響子さんやタッチの達也と南ちゃんのように互いの気持ちを隠しながらの好きの気持ちがダダ漏れているので物語終盤までくっつかなくても、ある意味王道的な安心感があって物語を楽しめるわけです。(個人的見解そして三角関係ドラマが苦手)

なのに、本作は中盤の最大のチャンスでハナは元彼ソフを選択するという。マジで?
ハナと俺様ソフが付き合いだしてからソフの傲慢さを含めてイライラしちゃいました。付き合っても幸せそうでないハナを描くことで、1度目の交際とは違う彼女の気持ちの変化も丁寧に描写していて、それも含めての演出だとは思いますが如何せん話が長いかつ展開が遅い。やっとウォンが自分の気持ちを認めたあたり(12話)から、平穏な心持ちで見られるようになりました。

でも…、だからなのですね。過去のウォンの「君を愛さない」の言葉がハナの彼に向けない足かせになっていて、「愛さない」理由が分からない限りいずれにせよ彼女も無意識にウォンを受け入れられなかったのかも知れません。

恋人であれ友達であれ当人たち以外は、皆が知ってるその気持ち。
そこに行き着くまでに17年かかりましたが、それが愛でそれも愛なのでしょう。