東京オリンピック開催に向けた大河ドラマ。
しかし単なるプロパガンダでもオリンピック推進ドラマでも無く、クドカンならではの落語を交えた展開、スポーツへの政治介入、戦争等の日本の歴史と言った、とても深い内容。
序盤の金栗四三がオリンピックを目指すパートでは、正直あまり面白く感じなかったが、後半のまーちゃん編から一気に面白さが加速。
東京オリンピック開催の歴史と並行して、515事件や太平洋戦争を描いているところはお見事としか言えないクロスオーバーだった。
個人的なハイライトは、39話の満洲の話と、まーちゃんが「どこからおかしくなったのか?」を思い返すシーン。
そして感動のラスト。
前半の金栗四三編がいかに大切なのかを、思いっきり突きつけられ、最高のカタルシスを感じた。