驚異的な巻き込まれ型主人公・久能整。
自身が犯人と疑われる冤罪事件から始まり、バスジャック、連続殺人事件など、多種多様な事件に遭遇するただの大学生。
真理をつくセリフの数々が心に残り、昨年地上波ドラマでは特にお気に入り。
映画化も一層楽しみに。
昨年リアルタイムでは視聴できず、TVerにて再配信されたのでこの機会に観てみたらめっちゃ面白かったです。
全話通して主人公の整のセリフが良いんですよね。演技プランも練られたと思われますし、菅田将暉の役作りも素晴らしい。
漫画原作なだけあって、漫画チックなキャラクターが多い(犬堂我路やライカなど)が、それらが浮くことなく見事なドラマに仕上がっているのは俳優の演技力だけじゃなく監督の演出の賜物だと思う。
さすがに門脇麦演じるライカの本のページ番号と行数で会話する設定は意味不明だったが、それを踏まえても総じて素晴らしいドラマだった(はっきり言って本の内容を全暗記は百歩譲っていいとして、ページ番号と行数で文字を示すのは無理あるでしょ)。
ヒロインの風呂光を演じた伊藤沙莉の成長やコメディ担当として振り切った尾上松也、厳しい上司の筒井道隆など脇役も余すことなく良い布陣。
2023年秋に映画化するらしいので、ドラマで消化不良だった部分を描いてくれるのでしょうか。
僕の大好きな柴咲コウもキャスティングされているので、来たる劇場版が楽しみでなりません。