カトー

シー・ハルク:ザ・アトーニーのカトーのレビュー・感想・評価

3.2
Avongers! Assemble...

MCUドラマシリーズ中一番肩の力を抜いて観れたからか結構楽しかった。たまにはこんなのもアリかと。

個人的に一番嬉しかったのがシーハルクの登場シーンが多かったこと。予算的に人間形態ばっかりだと思ってたから、予想以上にシーハルクとしての活躍が観れたので満足。オリジンストーリーの端折り具合も理想的な感じ。シーハルクはまだMCU内での立ち位置が確立されてない感じだから、更なる活躍に期待。

作品としては、女性の生き辛さ、怒りみたいのが十分伝わってきて、結構考えさせられたりした。シーズン終盤までは...

超弩級な展開の最終話は楽しめた反面あまりの急展開で困惑した部分もあり... あんなことをするならもう少し事前に種蒔きしておいて欲しかった。

最終話の展開のせいでシリーズを通して提示してきた社会派的なメッセージが薄まって、結局インターネットトロールに対して文句言った形で終わらせてしまったのは勿体ないと思った。ネタ的にも無理やり毒っ気を出そうとしてたけど振り切れてなくて、ちょっとサムかった。あの展開ならK・F本人がラスボスとして登場した方がネタ感アップしたと思う。

もう1人のシークレットゲスト、CC演じるDDことMMはアツかった。ネトフリ版より性格がだいぶ明るくなっててビックリしたけど。まあネトフリ版のノリのままMCUにきたら、デップーに「DCユニバースから来たんか」って言われそうだから良い改変だと思う。

アクションはネトフリ版より好きだった。「じゃない方」のベンアフ版に似たコミック実写版らしい動き。堪らないっす。
マスタードカラーもコミックオマージュでMCUらしくてよろしい。『BA』版コスチュームで胸のDDマークがあったら嬉しいなぁ。
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