めぐる

ポッサム~愛と運命を盗んだ男~のめぐるのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ポッサム、オポッサムという動物の名前の省略した言い方だそうで、オポッサムという動物は、ガンガルーと同じく有袋類。そこから由来がきたのかは分からないけれど、第15代国王・の時代に再婚が禁止されていたので、未亡人を誘拐して再婚させる風習を「ポッサム」と言っていたらしい。もうタイトルがソレだから、どんなに危うい状態になろうとも最後はポッサムしてメデタシメデタシになるんだろうなと直ぐ勘づいてしまった人が多いだろうね。でも、なかなか後半がスリリングで面白かった。

翁主(オンジュ)様って、王妃以外の側室から生まれた娘でしょ?このヒロインのファイン翁主と光海君(父親である国王)が蜜過ぎる不思議さ、他の子たちは?w
デヨプ(本来なら光海君の前の国王の世継ぎ)が色んな意味で執拗くて(翁主好き過ぎなのと、何度も瀕死になったり殺されかけるが死なないw)笑えてきたが、死んじゃうとは思っていたけど可哀想な子だよなと死に方見て複雑な気持ちになった。デヨプ役のシン・ヒョンスさん、ラストソング間際にどんどん顔つきが死ぬフラグに剃っていって爬虫類顔になっていったのチョット怖かった。

どの世代もどこの国も権力に負ける人だらけだよね。自分も権力持ったらどんな手を使っても守るんだろうか?いやいや我が子見捨ててまでは絶対無いわー。この光海君は物腰し柔らか優しげな表情で騙されかけるけど、かなり酷い奴ってことでいいよね?歴史的にも廃位され後に満州に移されたそうだが、亡くなるまでどんな生活だったのだろうか。光海君は「王の女」、「火の神ジョンイ」、「王になった男」などでも登場していたけど歴史にかなり忠実なのはどれなんだろう。韓国の歴史って深掘りしていくと日本史同様に面白い。
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