こゆき

D.P. −脱走兵追跡官−: シーズン2のこゆきのレビュー・感想・評価

4.2
原作者の経験がモチーフになったドラマだというのも説得力があり、推しの俳優さんやkpop達が次々に入隊している中で、s1に続いてきちんと観たいと思った作品でした。
閉鎖的すぎる世界であって、いじめや集団暴行が引き起こされやすい環境、職業軍人達はその実態を隠そうと躍起になる。いじめは個人の問題であって組織の体質に原因があることを理解しようとしない。不条理を受け入れて生きなければならない世界。なんのための兵役なのかと考えさせられます。

逃げても変わらない、何か行動を起こさなければとジュノことチョンヘインでしたが、なかなか容易なことではないのが伝わります。でもその行動が軍内部の大尉や担当官らの意識に変化をもたらしたのは救いでした。

ストーリーは、各エピソードごとにフォーカスされる人がいます。長期脱走者のニーナ役の方、ゾクゾクするくらいその演技に引き込まれました。チェヒョヌクもソンソックとの対立する場面は引けを取らない演技で、是非見ていただきたい。
力強い作品でした。
こゆき

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