maro

コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 3rd seasonのmaroのレビュー・感想・評価

4.0
予告からやまぴーのピンチかと思ったけど、見事に騙された(笑)
そしてまさかの来年映画化!

いやー、面白かったなあ、これ。
結局1stシーズンも2ndシーズンも観ないまま、今回の3rdシーズン見終わっちゃったけど。

怒涛のようにやってくる事故と負傷者。
人命に関わるゆえの時間との勝負。
息つく間もないほど即対応が求められる現場の緊迫した流れは見応えあったな!

毎回同じ流れなのに飽きないのは、医療現場という(一般人にとっては)非日常的な空間が新鮮に映るのと、さらに救急という慌ただしい現場にハラハラするから。
そして、毎回誰かしらにフォーカスして、そのキャラクターの苦悩や想いなどを描くからだろうな。

ただ、医療ドラマでよく見るような、誰かと誰かが対立するみたいな構図はほとんどなかった。
安藤政信はもっとライバル心むき出しにしてもよかったと思うけど、年齢的に若さゆえのガツガツ感はなかったのかな(笑)

その分、キャラクターひとりひとりがしっかり生きているなーと感じた。
みんなそれぞれ苦悩や事情があるのに、そんなことに向き合う暇もないぐらい次々と患者が運ばれてきて、そこでまた思い悩むことが増えていく日々。
その中で、自分の理想と現実に折り合いをつけながら前に進んでいくのは、ある意味すごく現実的で、こんなん普段の生活の中でもあるんじゃないかなと思える分、医療ドラマという非日常的な中でも、ドラマを観ている人の共感を呼びやすいのかなと感じた。
あと、新人たちの成長っぷりもよかった。
成田凌のヘナチョコ感はうまかったな(笑)

プライベートシーンもなく、職場オンリーで進行できるのはドラマチックな展開がしやすい“職業モノ”ドラマならではかも。
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