北朝鮮工作員であるスホ(チョン・ヘイン)と大学生ヨンロ(ジス)のラブストーリー。
工作員ということを隠し、出会った二人。
このドラマの時代背景は1987年のソウル。軍事独裁の韓国では学生たちの軍事政権に対してデモが盛んに行われていた時代。
舞台の大部分はヨンロの学生寮。アンティーク調の家具や壁紙、カーテンなどレトロな雰囲気が醸し出され物語を展開していきます。
しかし、5話ぐらいからずっと学生寮に立てこもり、工作員との交渉や駆け引きでなかなか物語が進まないのに、肝心のスホとヨンロが全然進展もしない展開にモヤモヤ。韓国と北朝鮮の政治が絡んできてドロドロ。
このままもしや、場面展開もなく最終話までいくの？と思いきや、最終話まで。
チョン・ヘインが好きでないと辛いかもしれないドラマ。他のキャストたちもそれぞれの役割を熱く演じ、この作品をとても盛り上げてくれたのですが、展開があまりにもゆっくりすぎて長く感じた部分もあります。
ヒロインではないユ・インナがどんどん魅力的になっていき、後半につれてドラマチックな展開になりました。
最終話のチョン・ヘインが切なすぎて泣けてしまう、とても見応えのある重い作品でした。
