見た途端、その昭和臭に愕然とし、気持ち悪くなる。
フジテレビ55周年記念ドラマらしいが、
記念に古いドラマをそのまんまやるとか…
今の現代のドラマを、若者を描くべきではないのか?
昭和がやりたいなら、昭和設定でやればいいのに、設定は現代で内容や感覚は昭和て、見てて違和感がありすぎ。
記念ドラマなのでキャストは豪華なのが勿体ない。
妻夫木聡に昭和長男キャラは似合わないが、頑張ってはいた。
プロレス会場のシーンは良かった。
回を追う毎に良くなっていった。
話の内容自体は悪くないので、無理矢理な昭和家族ドラマで無ければ、もう少し面白かったと思う。
野村周平は変にスポイルされてるけど、良い役者だと思う。
良い監督に巡り会えばもっと開花するのではないか。
蒼井優は昭和と平成を繋ぐミッシングリンクの役を背負っている。
黒木華と蒼井優はそういう時に必ず使われる役者。
あんな家族になろうね、はグッと来た。
谷川俊太郎の詩にも。
ドラマ前半のちゃぶ台ひっくり返す、ステレオタイプの昭和ドラマにはうんざりしたが、途中から普通の家族ドラマに変わっていったので、楽しめた。