moon

斛珠<コクジュ>夫人〜真珠の涙〜のmoonのレビュー・感想・評価

4.3
 主演はヤン・ミーとウィリアム・チャン。師匠と弟子の関係から始まる恋ということで、どうしても永遠の桃花を連想してしまう。ウィリアム・チャンさん、とても綺麗で所作も美しいのだけれど、マーク・チャオほどの存在感を感じられず、絵的にはやや地味。一方、吹き替えではなく本人の声を使っているので、声だけが変に浮くアニメ現象も起きず、内容にすんなり入って行ける。淑容妃役のチェン・シャオユンさんの声が儚くてかわいくて、役柄にピッタリ。
 前半、三組の恋が同時進行していく様子がとても可愛く、展開もスピーディー。後半は戦術陰謀画策のパートが大きくなって大きく流れが変わる。(この辺でラブライン重視の人は脱落しそう)ハラハラドキドキ「んなワケあるかー!」を適度にちりばめて、最終話はほぼ完璧にまとめて華麗な終結。
 シュー・カイチェンがすごくいい。愛のために狂気になり、愛のために目を覚ます旭帝に釘付け。主役じゃなくても、こういう良い役をもっと演じて欲しい。
moon

moon