ハン・ヒョジュ×パク・ヒョンシク、チョ・ウジンのゾンビ作品。
ヒョンシクらしい優しい雰囲気はそのままに、ヒョジュとの軽いロマンス描写のある新感覚のゾンビ。
ゾンビに感染しながらも人間としての意識が戻ったり、怪物に変貌してしまう恐怖も描き、隔離される人々はコロナ禍での状況を模倣しているかのよう。
主人公二人の住む事になるマンションでは6階以上が分譲で、5階以下が賃貸。
住人同士の優劣は格差社会も風刺していて、隔離されてからのそれぞれの役割に資本主義の構図を感じた。
物語はほぼこのマンション内で繰り広げられるワンシチュエーションで、住民達の駆け引きが展開されていくため、激しいゾンビを求めるならかなり物足りなさを感じるが、様々な人間ドラマが描かれ、上の階の自分勝手な住人たちの生存競争がとても見苦しい。
ヒョジュはアクションがとても上手くてとにかく美しいし、ヒョジュを守ろうとするヒョンシクもとても頼りになり素敵だった。
ドロドロした展開の中にある二人の場面にとても癒されたのは良かったし、とにかく主演二人が素敵だった。