オレオレ

窓際のスパイ シーズン1のオレオレのレビュー・感想・評価

窓際のスパイ シーズン1(2022年製作のドラマ)
4.0
最初2話くらい、誰が誰?みたいな感じだが、途中から数人死んでくれて(スマン)、登場人物の見分けがつくようになってからはハマった。オフビートな会話も楽しい。G. オールドマンの放屁癖はいただけないが。

Slough House (スローハウス、泥沼オフィス)と呼ばれるボロビルに集まるのはSlow Horses(スローホース)と馬鹿にされているMI5(イギリス公安部)の落ちこぼれたち。過去の失敗や人格問題、その他様々な理由で閑職に押しやられている彼らをまとめるボスがイギリススパイの代名詞、G. オールドマン。しかし今回は太めで不潔で酒ばっかり飲んでる。

一方のホンモノ(?)MI5のボスはK. S. トーマス。なんかあったら「ウチのDogs (手下)を送り込むぞ!」と鼻息が荒い。ノロい馬に対してイヌかい。
この女ボスの上のボスが黒人女性、てのが痛快ではないか!ソフィ•オコネドーがトップなんだが、無表情でばっさばっさ!
女性やアジア系が首相になる国だから、公安トップが黒人女性でもあんま違和感ないよね。

でまあストーリーは、落ちこぼれ集団がエリートの仕組んだ悪事を暴く、ってやつ。
主役のリバー(ジャック•ロウデン)の爺ちゃんの秘密やG. オールドマンがSlough Houses にいる理由、事務のおばちゃんとの過去などが最終話で暗示されるが、シーズン2が来月から始まり、シーズン3も制作が決定してるとか。
このジャック・ロウデンが若い頃のユアン•マクレガーのように良い意味での青臭さを出してて中々の出色だった。
原作を読んでみようと思うが、既に5、6本あるようなのでちと怯む.…
にしても邦題がゴミ。