オレオレ

窓際のスパイ シーズン2のオレオレのレビュー・感想・評価

窓際のスパイ シーズン2(2022年製作のドラマ)
4.0
今回も、誰が誰かよく分からなかったが、何とかなった。
シーズン1に比べてスパイ映画っぽい!みんな仕事してるぅ~!
ただ、今シーズンもいきなり身内が死ぬ。あっさりしてんなあ、Apple TV。本業の首切りと同じ?

スパイもの、といえばやっぱりソ連(ロシア)が鉄板、ということで何とかスキー、何とかホフ、のごついおっさん達が続々出てくる。「Sleeper Agent」という何年も地下に潜ったままの逆スパイ、「セミ(何年も幼虫のまま地中で暮らすから)」の発見が事件の発端なんだが、それに気づいたMI5の元スパイが殺される。この爺さんがのスマホに残したダイイングメッセージが「セミ」の一言。もうちょっと書こうや、爺さん。

これに、ロシアの反政府派や、MI5内のパワーゲーム、ロシアFSBから寝返った元スパイの受け入れ事情などが絡み、エピソード1から事件がもりだくさん。
騙しあいが二重三重、FSBのプロとMI5の落ちこぼれチームだから後者に分が悪そうだが、ラム(G.オールドマン)が落ちこぼれの軌道修正をして真実に近づいていく。

今回のラムは格好良すぎるよなあ、特に最終エピソードとか。見た目は不潔極まりないし、片足を無くした文書管理室のおばさんに「まだ足生えてきてないようだな」とかいうくらい口が悪いんだが(だがおばさんにやり込められる)。そして、シーズン2でも足元をすくわれるリバー(ジャック・ロウデン)・・・。ううう、不憫な子や・・・。
協調性ゼロのホーや新入りシャーリーもちゃんと活躍、事務おばさんのキャサリンも度胸見せつける!と、全員に見せ場があって楽しい。見た人みんな、贔屓のキャラが出てくるのでは(が、来シーズンでいきなり死ぬかも)。

S3もすでに配信されることになっているので楽しみ。
このまま脚本の質を保ってほしいなあ。とりあえず、S2の元になった原作読んで復習しようっと。図書館での貸し出し待ち時間が14週間後、とかだが・・・。