『君の花になる』
2022/12/20完
脚本や一部の方の演技には最早ノーコメントです。本作品はそういった物を私は少なくとも求めていません。
この作品の画期的で挑戦的であった事は若いZ世代を対象としたSNSでの売り込みでした。高橋文哉、宮世琉弥をはじめとした若手俳優陣が集まった8loomのメンバー。ドラマが始まる前からのTik TokなどのSNSでの宣伝。その甲斐あって見事にファンを確実に増やしていき、最後の東京ガーデンシアター8,000人のキャパを余裕で埋めてるんですよ……それだけでも旋風を巻き起こしたと思います。
ドラマ内でのグループを実際に期間限定でグループ活動させる。一見これだけ聞くと大丈夫か…？全く話題にならずに終わるんじゃないかという懸念がありましたがそれは撤回します。素晴らしいグループでした。きっと本物の彼らの頑張りが役を超えて視聴者に伝わったと思います。それだけで推す価値があるのです。彼らのこれからの俳優やその後の人生に起点となる良い経験になったと思います。また数年後に再会したらファンとしては嬉しい限りです。
メンバーみんなそれぞれ重圧を背負っていたと思いますが特に高橋文哉。歌とダンス未経験でセンター・リーダーの位置は辛いことが多いかもしれませんが必死に食らいついていた姿は印象的です。あとは宮世琉弥。元m!lkなためオーディションを受ける段階でかなり葛藤があったとおもいますが再びアイドルとして舞台に立ってくれた事感謝しかありません。
TBSの新たな試みを評価してこのスコアです。
