毎話おもしろすぎて身震いしてた!もう2話の時点でクライマックスがあったことが懐かしい…!
私はテレビドラマを映画より格下に捉えていたけど、こんな風に3ヶ月も楽しみ続けられるテレビドラマという媒体を本当に好きになった。
これまで「カルテット」「大豆田とわ子」「花束みたいな恋をした」と観てきて、変にピンポイントで具体的なあるある台詞がウケている印象だけど、大事なことは抽象化して幻想的なマジックリアリズムに持ち込むところが大好きだ。
特に花束~はリアルだって言われるけど私はそうは思わない。色んな事例を集めて抽出した「AIが描いた絵」みたいだと思った。
けど本作はどこにもいなさそうだからこそオンリーワンの特別な物語だった!
初恋の悪魔は、捜査の手法で指パッチンしたら電気が消えて事件当時の模型の中に飛び込んじゃうという明らかなマジックリアリズムが毎話あるんだけど、そのおかげで最終話の蛇せすなとの公園が、曖昧にぼかされているのがとても感動的だ!
鹿浜鈴之助を愛したかった。3人ともこちらに迷いなく泣かせてくれる最高の演技だった。