きみどり

ウ・ヨンウ弁護士は天才肌のきみどりのレビュー・感想・評価

ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(2022年製作のドラマ)
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せっかちなので韓国ドラマの16話構成に集中力がたびたび切れるんですが、1エピソードで1案件という設定なのでなんとか飽きずに完走。配役の勝利でした🏆

いちばん肩入れしてしまったのは、腹黒い腹黒いばっか言われてるクォン・ミヌ弁護士です。いや彼、苦労人やで…。ちゃんと報われて欲しいわ。

ヨンウの彼氏ジュノは、優しく献身的すぎてちょっと引く。あんなん関係が深くなった途端にDVするタイプでは(根拠なし)。
インタビュー読んだら、演じたカン・テオ自身も現実味がないキャラと感じて困ったらしい。兵役についても「まあ嫌だけど頑張ってくるわ」というスタンスで、役より本人の方が正直者で好感持てる。

個人的には弟くんとのやりとりをもう少し見たかった。
「おねえさん(ヌナ)」という呼びかけを、血縁関係だけでなく年齢の上下で使う文化ゆえに、姉弟の関係が伏せられたまま…という設定がよかったです(^^)

夫のお供で鑑賞しましたが、思ったより楽しかった。シーズン2があるならぜひ観たい。



・ある裁判で「脱北者も韓国民です!」と擁護するシーンがある。いっぽう別エピソードでは不法就労の朝鮮族が違法賭場を経営してて、証言を頼んだら逃げちゃう。朝鮮族ってほんとコンビニエンスに悪役を振られているんですね…。

・韓国仏教は、お坊様の法衣が可愛い。『サバハ』の時も思ったけど日本のモノトーンと違って、生成り系なのよ。済州島のお寺の普段着は、草木染めっぽいブルーとベージュの組み合わせだった。お洒落。儀式の時はどんな感じなのか気になるな。

・裁判後の打ち上げの席で、おもむろに詩の朗読が始まる。韓国の詩文学の浸透ぶりがここにも。
これが先日から気になってググり倒してたら、BTSがバラエティ番組でメンバーに捧げる詩を朗読してるんが出てきた。詩作が至って普通のことなんだなあ。

・『怪物』で超クズでダメな坊ちゃん役だった人が、終盤で意地悪な上司として出てきた。あの俳優さん、そういう要員なんだね。
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