ユズ

エルピス—希望、あるいは災い—のユズのレビュー・感想・評価

3.0
〜昭和懐古礼讃⁉︎〜

期待し過ぎちゃったみたい。
正直、がっかり感が凄いです。

安倍さんの映像をバックに浅川が立っているシーンが、ピークだったのかな。

前半は、色々とあって(振り返ってみるとセンセーショナル過ぎたけど)、かなり楽しめたけど、後半に進むにつれ、どんどん尻つぼみになっていった印象があるかな。

カラオケシーンは最低なんだけど、最高シーンで、あれを見ると、やっぱりTVってオワコンなんだなってつくづく思えて、ホントに演出サイコー!だった。
って、だけだったら良かったけど、最終回まで見終わって、やっぱTVオワコンかなって思ってしまう箇所が私的にいくつかあって、それがこのドラマのがっかり感に繋がってます😔

摂食障害を軽く扱い過ぎてる気がするし、
浅川が岸本のこと、軽くビンタしたように見えたんだけど間違ってたらごめんなさい。
例えそれがポジティブな意味合いでも、
ウィル・スミスがオスカー出禁になったように、如何なる理由でも暴力反対の世界情勢からズレてるし(だいたい今、隣国で暴力の行き着く先の戦争起きてるし)、牛丼大盛りでハッピーエンドも、こんだけ気候変動で環境問題が喫緊の課題で、そこと繋がってる近未来の肉食難の意識ゼロなのかな?流石ガラパゴスジャパンだなぁって思っちゃうし、結局、岸本は村井と働けて2人ともハッピーであることは分かるし最良ではあるんだけど、メタで見るとホモソに回収された若者にしか見えない。

斎藤のホワイトな部分を描ききれてないから、政治に繋がる人はダーティーだというメッセージを発信しちゃってるし、個人的には現実的にそれは真実だけど、政治不信に拍車をかけてない?

浅川の正義の暴走がサイコパスみがあって、伝えたいメッセージと逆の方向にいってるように見えたし、"夢をみる"っていうのも、明るい未来を描いてるの分かるけど、思考停止とも受け取ることができるからモヤる。

もちろん俳優さんたちは皆さん素晴らしかった!
笹岡まゆみは『グッド・ワイフ』のエルズベス・タシオニみたいで、あの配役はグッジョブです。

最後にお気に入りシーンは
今回は映像ではなく主題歌!
YONCEの歌声が聴けて、ホントに泣いてしまいそうでした。ホントにホントにありがとう。
このドラマのおかげです🙇‍♀️
ユズ

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