カレス

メモリアル病院の5日間のカレスのレビュー・感想・評価

メモリアル病院の5日間(2022年製作のドラマ)
3.8
IMDb 7.7
吹替/字幕

「出発だ。残るものは自己責任だ」- 救助責任者

施設の管理者や病院勤務の方は見ておいた方がいいかも
法律を適用しないケースもあることを知った。

2005年8月末にニューオーリンズはハリケーン・カトリーナに襲われ陸地の8割が水没した。メモリアル病院は非常用発電施設が水没し電力を失い、病院としての機能を失っていく。消防や警察、州軍も命令系統が混乱し、救助活動は大きく遅れた。

このドラマは綿密に取材された記事(後に出版)に基づき、災害当初の5日間とその後の顛末を描いたものである。
災害からの5日間を5つのエピソードで描き、以降の3エピソードでは病院で起きた極限の状況を検事たちが証拠と証言を元に法的に解剖していく。その結末は法律や常識を超えたものとなった。

ぼくはディザスター映画(意味はよく知らない)が大好きだし災害が起こるといろいろ知りたくなる。しかしたぶん求めるのは話の中の決死の救助とかの感動なので、悲劇に終わる実話は見たくない。
このドラマに決死の救助は描かれない。描かれるのは極限での医師の行動だ。患者が助からないとしたら最善の行動は何かということを登場する医師たちは考える。

主人公はアンナ・ポウ医師
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