なお

女神の教室~リーガル青春白書~のなおのレビュー・感想・評価

3.0
2023年1月~3月期「月9」作品。

主にフジテレビ系のドラマ作品の脚本を手掛けることの多い、大北はるか氏(『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』『ユニコーンに乗って』)が脚本を担当したオリジナルドラマ。

✏️めざせ法曹界
本作を一言で表現するならば「ロースクール版『ドラゴン桜』」。

本作のあらすじをを簡潔に記すと
「新任の教師が、成績優秀者から落第寸前の生徒までを一つにまとめ上げ、法律家となるまでの道を教え導く」
というもの。

「法律家」の部分を「東大合格」に置き換えればまんま『ドラゴン桜』のあらすじに早変わり。
本作がいかに「目標実現型学園ドラマ」のテンプレや既視感にあふれた作品であるかがお分かりいただけると思う。

『ドラゴン桜』の方は、主人公・桜木建二(阿部寛)の活躍や言動を多少大げさではあるがヒロイックかつ大胆に描いているので、それなりに感動できるシーンもあるし、何より『ドラゴン桜』はそのような「目標実現型学園ドラマ」の草分け的存在である。

本作の主人公・柊木雫(北川景子)は法律家としての心構えを要所要所で生徒たちに説いてはいるものの、あくまで「優しく教え導く」という令和の教育スタイルであるため、視聴者のカタルシスが最高潮に達する瞬間はほとんど存在しない。

全体的に抑揚がないストーリーのためそれも仕方なしか。
「ドラマの顔となる人気俳優をメインに据え、売り出し中の若手俳優陣がその脇を固める」
大量生産される日本のコンパチ系連続ドラマの枠を出ない作品に過ぎなかった。

☑️まとめ
とはいえ、本作視聴の動機が南沙良ちゃんと高橋文哉くんが出演していることであったため、その点だけ見れば十分満足できる作品ではある。

クールビューティーでツン成分多めの照井さんがデレを見せる瞬間はたまりませんでした。

<作品スコア>
😂笑 い:★★★☆☆
😲驚 き:★★★☆☆
🥲感 動:★★★☆☆
📖物 語:★★★☆☆
🏃‍♂️テンポ:★★★☆☆
なお

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