アン・ボヒョン×シン・ヘソン共演。
前世の記憶がある主人公という設定が面白いし、しかも前世の覚えている記憶が19回もあるらしい。
そしたら、大切な人や、現世で観た映画や、読んだ本も覚えているだろうから心置きなく死ねるかもしれない。
このドラマで、韓国名脇役であるチャ・チョンファという女優さん。
主人公の前世からの繋がりがあり、過去の自分という存在を肯定してくれる、心が和む存在を演じてくれている。とても印象に残る役で、彼女あってのドラマでもあった。
このドラマはコメディとヒューマンが適度にラブストーリーと融合し、遺された人の想いがダイレクトに伝わってきて、ほぼ毎回泣いた。
想い続ける人が目の前にいるのに気づかないもどかしさや、忘れられない人への深い想い、変わらない気持ちなどを主人公であるシン・ヘソンがうまく表現し、そんな彼女に振り回されながらも、時には優柔不断でありながら優しく包み込むアン・ボヒョンの繊細な眼差しがとても心地良かった。
前世の記憶があれば、幸せな記憶や忘れたくない人を想い続けられるかもしれない。
でも、今を生きて、目の前の大切な人達を大切にする事が大事なのかなとも思う。
今、目の前にいる大切な人はもしかしたら前世でも大切な人だったかもしれないし、そんな人が現世で出会えなくても来世ではまた出会えるかもしれないし、例え忘れてしまっていても、縁があればどんな形でも、また出会える事を願いたい。
とても素敵なドラマだった。