生理について熱弁したことでバズった生理用品メーカーのおじさん。だけど生放送でつい娘の生理周期まで語ったことで一転大炎上。静かな親子げんかを打破したのはまさかのラップだったのだ。
びっくりするくらいおもしろい!
1歩も2歩も生理の問題に踏み込んでくるお話で、革新性すらもあったと思う👏
生理に理解ない辛さじゃなくて、理解がありすぎて辛いていう一周回った問題が新鮮!
特に心情描写が抜群に上手で、家族間の本気で嫌いになるには決定打に欠けてる繊細な姿がたまらなくて自然とみんなに愛着が湧いてきちゃう。
そこにクスクス笑いたくなる優しいユーモアが散りばめられ、ツッコミも兼ねてるナレーションがお母さん役の麻生久美子さんていうのも優しくて好き😆
そしてラップの扱い方も絶妙!
ケンカをしないという約束を守るためのラップ、ていうのがしっかり優しい意味合いあったし、安っぽい自己表現のためのラップとはすこし違うのが好き。ここは湯浅政明監督にぜひ観てほしいですw
生理の問題から始まるけど決してそこに終始せず、行き着いた先はみんな少しずつ生きやすくなってるのがほんと尊い。この広がりが爽快感に繋がっていて、たった73分しかなかったていうことにも驚く奇跡みたいな作品でした。