Aya

オアシス ~君がいたから~のAyaのレビュー・感想・評価

オアシス ~君がいたから~(2023年製作のドラマ)
3.3
1980年代から1990年代にかけての韓国が舞台。初恋、友情、家族、犯罪に加え、安企部や学生運動も盛り込まれています。サムネを見て若者男女3人の爽やかな青春ドラマかと期待して開封したものの、爽やか要素はほぼゼロ。

『恋するレモネード』でもカップル役だったドンユンくんとソルイナちゃんの再共演、『田舎街』の時から注目してるチュヨンウの出演、80年代という時代設定も好きで楽しみにしていたのに。私にはストーリーが重すぎた…

ドゥハク(ドンユンくん)は高校時代、賢くてイケメンでケンカも強かった。そのまま進めば良い大学に進学し、女子からはモテモテ、稼げる職に就いて成功する人生だったはずなのに…

ドゥハク父がチョルン(チュヨンウ)親の使用人だったことから、成績にしろなんにしろ、死ぬまでチョルンに勝ちを譲るよう言われてしまいます。本当は一位をとれる実力の持ち主なのに、チョルンを一位にさせるため自分はひたすら我慢。調整して二位に止めているドゥハクが不憫だった。死ぬまでって…!自分の父親にそんなことを言われるなんて辛すぎる😭

その後も何かにつけてチョルンに譲ろうとするドゥハクは、ドゥハクとチョルンの初恋の相手ジョンシン(ソルイナちゃん)ですら、チョルンに譲ろうとします。

チョルンのスレギっぷり、チョルン母ヨジンの悪女っぷり、ドゥハク父の下人っぷりがとにかくすごくて、毎話「これ以上酷いことはもう起きないはず!」と思っても、次の話ではそれを上回る展開が待っていてぐったりしました。ドゥハクの不幸が更新されていくことに耐えきれず、何度も見るのを中断したくらい。それでもドゥハクがこれだけ酷い目に遭ったんだから、さぞかし大逆転があるのだろうとまたドラマに戻ってドゥハクと一緒に耐えました。耐えたんですが…とにかく疲れるドラマでした。

と、文句ばかり言ったけど良い面もあった。なんといってもドンユンくん✨の可愛らしい顔と確かな演技力。ジョンシン(ソルイナちゃん)のドゥハクに対する一途な思い&毅然とした態度のかっこ良さ。ヒョンジュ(『還魂』でチンムになっちゃったトサンウ)達との胸アツな男の友情エピソード。この3点に関しては文句ナシに楽しめました。

それにしてもよく最後まで耐えたと思う〜。こんな自分を褒めてあげたい。
Aya

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