“映画『湯道』撮影の裏側にはこんなエピソードがあったのかも…?”という“もしも…”のコメディドラマ。湯道の最後の家元・梶山は苦心していた。400年続く湯道が、自分の代でもう終わりを迎え、絶望の淵に立っている。もうこの命をたつしかないと思ったその時、たまたま安藤というペテン師に命を助けられる。安藤は自分が泥棒をしに、屋敷に来ていたとは言えず、湯道にいたく感激していると、入門者のふりをすることに。なかなか引くに引けず、渋々梶山に付き合う安藤。湯道を広めたい家元と、金を集めたいペテン師。この二人の願いを叶えるのは、「映画」だと教えられ、導かれるようにして、映画制作に向けて動き始める。映画を作るためには7人のプロフェッショナルを集めろと言われ、訳もわからず個性豊かな映画人の元へと向かう二人。腕は確かだが一癖も二癖もある映画人を集めていく。いつしか、映画づくりにのめり込んでいくことに・・・。