吉と出るか凶と出るか、ギャンブル性の高いネトフリオリジナル作品、あんまり見る気がなかったんだが、「 Nope」で哀愁の元子役を演じたスティーヴン．ユァンが主役だということなので視聴。
面白い！
もう1人の主役、アリ・ウォンはコメディアンだし、S. ユァンもシカゴのセカンド・シティにいただけあって、セリフやアクションのテンポが絶妙。
義母や旦那にプチイラっとする表情とか、二人の言い争いとか、なリアリティがあってよかった。
アジア系アメリカ人あるあるネタも、めっちゃ頷いたし。アメリカ人なんだけど、一世の親の影響が生活のあちこちにある、というか…。犯罪の道具が炊飯器なとことか、小腹が空いて食べるのはサンドイッチじゃなくて辛ラーメンだとか。
南カリフォルニアは特にアジアンコミュニティが大きいので、あの韓国系教会もありそうだし、弟や両親といった家族への義理と責任とが優先しちゃうとことかも。
ただの、「ビーフ」がある相手への仕返しドタバタ、が後半でスピリチュアルになって、前半のドタバタが好きな人は失望するかも。
特に最終話はいるかいらないかで意見が分かれそう。私は9話で終わっても、それはそれで良かった気がするなあ。
