後半見たので再投稿です。
途中までは英印時代から1950年代初めに至るヒンディー映画の割とダラダラした話のように見えていたものが、最後まで見るとある批評眼を持って演出された作品に見えてきたのが圧倒的でした。
キャストで良くはまっていると思ったのはシッダント・グプタとラーム・カプールとアディティー・ラーオ・ハイダリー。アディティーは抑え気味の演技ですが、モデルと言われているデーピカ・ラーニーと演技の佇まいがすごく似ていた。
ラクナウ出身の新人女優役ワーミカー・ガッビーは元々の職業設定からして、もうちょっとカリスマ的ななにかがあっても良かったんじゃないかと思いました。スタジオの従業員からスターに上り詰めるアパールシャクティ・クラーナーももうちょっとなんかあっても良かった感じもした。
↑この二人は好演だけれど上の三人が素晴らしいだけに役にふさわしい輝きがあったかというとそうでもない、という印象でした。
あるムスリム俳優にまつわる事件が重低音のようにシリーズ全体に響いているのですが、あれはなんの象徴なのでしょうね。
ところで、この作品、日本語字幕だけではなく、日本語吹き替え音声もあるのですね。私は字幕で見ましたが、アマプラの多言語字幕はズレがち、と敬遠している方も安心してみられます。
以下、前半の感想です。
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印パ分離独立の年、1947年から始まる初期ヒンディー映画産業にまつわる群像劇。
前半一気見しました。
グル・ダットやラージ・カプールの映画が好きな人は必見です。
ジャイ・カンナー役のサインダント・グプタさんが仕草もルックスもシャシ・カプールによく似ていてびっくり。英語のレビューを検索すると絶賛されていて、1日にして有名人になった様子です。
イメチェンしたアパールシャクティ・クラーナーも好演でした。
今回配信されたのは前半5回で、1950年まで。
最後にIntermisson の文字が画面に映し出され、続きは来週金曜日に配信。