やっとFilmarksに登録された〜王淨さん出演が作品信頼度の尺度になりつつある。謝盈萱さん演じるウェンファンが組織や大勢の利益のために弱い立場にある人間(このドラマでは女性やクィア)が被害を泣き寝入りすることを是としない。ウェンファンはヤーチンを非難せず適切な言葉で守る。
まず公正党が選挙に勝たなければ物事を動かせない。死刑廃止や婚姻の平等の実現。そのための党員。流動票も掴まなくてはいけないから、それを実現するためなのに立場をはっきりとは表明や断言はできない。目的達成のために口を噤まなくてはいけないことに若者は立ち止まり、飲み込めなさと変革の条件とが入り混じる。かつての仲間や友人にお前は犬だ、何もしないで見ているだけだと野次られる。ヤーチンはやっぱりそれは騙しているということなんじゃないかと反駁する。
そしてその人達にも心を寄せる人や、家族やパートナーがいて目指す社会があって地続きである、あった筈である。多数の利益のためにその声を無視され消されて引き裂かれてきたものに、それを受容して変えられないものだとは抱かせたくない。
